ボスニア語の心臓部といえば、やっぱりボスニア語の動詞。動詞は文に動きを与え、文の骨組みをつくってくれる存在なんです。
ほかの言語と似ているところもありますが、ボスニア語ならではの活用のしくみや特徴もたくさん。
今回は、動詞の基本と、まず覚えたいよく使う動詞10個を例文つきで紹介します。さっそく始めましょう!
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これからボスニア語の文法を学ぶなら、まずは基本の動詞からスタートするのがおすすめ。動詞とは、動作や状態、出来事を表す言葉のことです。
ボスニア語で「動詞」はglagol(グラゴル)。複数形はglagoli(グラゴリ)です。
英語や日本語と同じように、過去・現在・未来の動作や、物事の状態を伝えるには動詞が欠かせません。
さらにボスニア語の動詞は、主語・数・時制によって形が変わるのがポイント。
「私」「あなた」「彼ら」のように誰が動作をするのか、そして「今」「前に」「これから」のようにいつの動作なのかで、動詞の形が変わるんです。これを「活用」と呼びます。
動詞をマスターすれば、文が組み立てられるだけでなく、ボスニア語が話される地域の文化にもぐっと近づけるはず。
動詞があるからこそ、物語が生まれ、約束が交わされ、気持ちが言葉になるもの。ボスニア語の世界を広げる第一歩は、動詞からなんです!
規則動詞と不規則動詞の違い

規則動詞と不規則動詞の違いを知っておくと、ボスニア語の文法がぐっとわかりやすくなります。
動詞がどう変化するかを予想できるようになるので、より自然に話せるようになるんです。
規則動詞
規則動詞は、ボスニア語でpravilni glagoli(プラヴィルニ・グラゴリ)。活用のしかたに決まったパターンがあるのが特徴です。
つまり、1つの規則動詞の変化を覚えれば、同じグループのほかの動詞にも応用できるということ。初心者のスタートにぴったりです。
例えば、規則動詞のgovoriti(ゴヴォリティ)は「話す」という意味。現在形はこう変化します。
- Ja govorim(ヤ・ゴヴォリム):私は話す
- Ti govoriš(ティ・ゴヴォリシュ):君は話す
- On/Ona/Ono govori(オン/オナ/オノ・ゴヴォリ):彼/彼女/それは話す
- Mi govorimo(ミ・ゴヴォリモ):私たちは話す
- Vi govorite(ヴィ・ゴヴォリテ):あなたたちは話す/あなたは話す(ていねい)
- Oni govore(オニ・ゴヴォレ):彼らは話す
このパターンが身につけば、ほかの規則動詞の現在形も感覚でわかるようになりますよ。
不規則動詞
不規則動詞は、ボスニア語でnepravilni glagoli(ネプラヴィルニ・グラゴリ)。規則動詞のような決まったパターンに当てはまらず、少し覚えるのが大変です。
代表的なのが、「〜である」を意味するbiti(ビティ)。現在形は、元の形とはまったく違う形になります。
- Ja sam(ヤ・サム):私は〜です
- Ti si(ティ・スィ):君は〜だ
- On/Ona/Ono je(オン/オナ/オノ・イェ):彼/彼女/それは〜です
- Mi smo(ミ・スモ):私たちは〜です
- Vi ste(ヴィ・ステ):あなたたちは〜です/あなたは〜です(ていねい)
- Oni su(オニ・ス):彼らは〜です
不規則動詞は形がバラバラなので、くり返し声に出して覚えるのがいちばん。
規則動詞か不規則動詞かがわかれば、正しい活用もわかります。規則動詞のパターンで学習のペースを上げて、不規則動詞にはしっかり時間をかけましょう。
まず覚えたい!よく使う動詞10選

ここからは、毎日の会話でよく使う動詞を10個紹介します。よく使う動詞から覚えるのが、会話への近道!
1. Govoriti(ゴヴォリティ):話す
Govoritiは、話すことや情報を伝えることを表す、いちばん基本の動詞のひとつ。
- Ja često govorim sa svojim prijateljima.(ヤ・チェスト・ゴヴォリム・サ・スヴォイム・プリヤテリマ):私はよく友だちと話す。
- Ona ne želi govoriti o tome.(オナ・ネ・ジェリ・ゴヴォリティ・オ・トメ):彼女はそのことについて話したがらない。
2. Biti(ビティ):〜である
多くの言語で土台になる動詞。bitiは、存在や、誰であるか、どんな状態かを表します。
- Ja sam umoran.(ヤ・サム・ウモラン):私は疲れている。
- Ti si talentiran.(ティ・スィ・タレンティラン):君は才能があるね。
3. Htjeti(フティェティ):〜したい・ほしい
願いや意思を表すhtjetiは、お願いをしたり、好みを伝えたりするときに欠かせない動詞です。
- Ja hoću kafu.(ヤ・ホチュ・カフ):コーヒーがほしい。
- Ona hoće ići kući.(オナ・ホチェ・イチ・クチ):彼女は家に帰りたがっている。
4. Raditi(ラディティ):働く・する
仕事のことにも、ふだんの「〜する」にも使える便利な動詞。raditiは出番がとても多いんです。
- On radi u školi.(オン・ラディ・ウ・シュコリ):彼は学校で働いている。
- Ti radiš previše.(ティ・ラディシュ・プレヴィシェ):君は働きすぎだよ。
5. Vidjeti(ヴィディェティ):見る・見える
五感を表す代表的な動詞。何かを見たり、気づいたりしたことを伝えるときに使います。
- Ja vidim pticu.(ヤ・ヴィディム・プティツ):鳥が見える。
- Možeš li vidjeti zvijezde?(モジェシュ・リ・ヴィディェティ・ズヴィイェズデ):星が見える?
6. Slušati(スルシャティ):聞く
気軽な会話から、ていねいな指示まで幅広く使える動詞。注意して「聞く」ことを表します。
- Ja slušam muziku.(ヤ・スルシャム・ムズィク):私は音楽を聞く。
- Slušajte profesora.(スルシャイテ・プロフェソラ):先生の話を聞いてください。
7. Jesti(イェスティ):食べる
毎日の生活に欠かせないjesti。「お腹すいた」から食べ歩きの話まで、いろいろな場面で活躍します。
- Ja jedem sendvič.(ヤ・イェデム・センドヴィチ):私はサンドイッチを食べている。
- Djeca jedu voće.(ディェツァ・イェドゥ・ヴォチェ):子どもたちは果物を食べる。
8. Piti(ピティ):飲む
伝統的なボスニアのコーヒーから、さっぱりしたお水まで。飲み物の話をするならpitiは必須です。
- Ona pije vodu.(オナ・ピイェ・ヴォドゥ):彼女は水を飲む。
- Volim piti čaj.(ヴォリム・ピティ・チャイ):お茶を飲むのが好き。
9. Ići(イチ):行く
移動や進行を表すićiは、日常会話で何度も出会う動詞。活用が不規則なので注意しましょう。
- Ja idem u školu.(ヤ・イデム・ウ・シュコル):私は学校に行く。
- Kada ideš na odmor?(カダ・イデシュ・ナ・オドモル):いつ休暇に行くの?
10. Znati(ズナティ):知っている
知識や、知っているかどうかを表すznati。「わかる」「わからない」を伝えるのに欠かせません。
- Ja znam odgovor.(ヤ・ズナム・オドゴヴォル):私は答えを知っている。
- On ne zna gdje je.(オン・ネ・ズナ・グディェ・イェ):彼は自分がどこにいるのかわからない。
ボスニア語はクロアチア語・セルビア語ととても近い言語。動詞の活用をもっと見たい人は、クロアチア語の文法の記事も参考になりますよ。
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この記事で紹介したのは動詞の基本だけ。単語、文の組み立て、文化など、まだまだ楽しい世界が広がっています。
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