ボスニア語のアルファベットは、正式にはbosanska latinica(ボサンスカ・ラティニツァ)、または単にLatinica(ラティニツァ)と呼ばれています。
名前からわかるとおり、英語やスペイン語、フランス語、イタリア語と同じラテン文字の仲間なんです。
とはいえ、英語にはない文字や音もいくつか。読み方も英語のルールとは少し違います。でも安心してください。しくみはとてもシンプル!
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今すぐダウンロード!今回は、30文字すべての読み方と、早く覚えるためのコツを紹介します。
ボスニア語のアルファベットとは?基本の特徴

ボスニア語の文字は、ラテン文字をもとにした30文字。ヨーロッパの多くの言語と同じ文字が並びますが、特別な文字や読み方のルールもあるんです。
30文字を順番に見ていく前に、まずは基本の特徴を押さえておきましょう。
- 全部で30文字:č、ć、đ、š、ž の記号つきの5文字も、それぞれ独立した文字として数えます。
- ラテン文字を使う:英語でおなじみの文字が多いので、新しい文字体系を一から覚える必要はなし。
- 1文字=1つの音:つづりはほぼ発音どおり。文字を覚えれば、初めて見る単語も読めるんです。
- 英語にない音がある:č、ć、đ、š、ž の音は、英語にぴったり同じものがありません。
- Q・W・X・Yはない:英語の q、w、x、y は、標準のボスニア語のアルファベットには入っていません。
- 2文字で1つの音:lj、nj、dž は2文字で1つの音を表し、それぞれ1文字として数えます。
- 大文字・小文字は英語と同じ感覚:文の始まりや人名・地名などの固有名詞は大文字で書きます。
ちなみに、ボスニア語ではキリル文字も公式に認められていますが、ふだん使われるのはおもにラテン文字です。
30文字の一覧と読み方
基本がわかったところで、30文字を1つずつ見ていきましょう。それぞれの文字を使った単語と、近い音のイメージをまとめました。
| 文字 | ボスニア語の単語 | 意味 | 読み方のイメージ(英語の例) |
|---|---|---|---|
| A a | Avion(アヴィオン) | 飛行機 | 「ア」(father) |
| B b | Beba(ベバ) | 赤ちゃん | 「ブ」(boy) |
| C c | Cesta(ツェスタ) | 道路 | 「ツ」(cats) |
| Č č | Čaj(チャイ) | お茶 | 強めの「チ」(chair) |
| Ć ć | Ćevap(チェヴァプ) | ケバブ(チェヴァピ) | やわらかい「チ」 |
| D d | Dan(ダン) | 日 | 「ド」(dog) |
| Dž dž | Džem(ヂェム) | ジャム | 強めの「ヂ」(jam) |
| Đ đ | Đak(ヂャク) | 生徒 | やわらかい「ヂ」 |
| E e | Ekran(エクラン) | 画面 | 「エ」(bed) |
| F f | Film(フィルム) | 映画 | 「フ」(fish) |
| G g | Grad(グラド) | 都市 | 「グ」(go) |
| H h | Hljeb(フリェブ) | パン | 「フ」(house) |
| I i | Igra(イグラ) | ゲーム | 「イ」(see) |
| J j | Jabuka(ヤブカ) | りんご | 「ヤ行」の音(yes) |
| K k | Kafa(カファ) | コーヒー | 「ク」(key) |
| L l | Lopta(ロプタ) | ボール | 「ル」(love) |
| Lj lj | Ljubav(リュバヴ) | 愛 | 「リュ」(million) |
| M m | More(モレ) | 海 | 「ム」(man) |
| N n | Noć(ノチ) | 夜 | 「ヌ」(no) |
| Nj nj | Njiva(ニヴァ) | 畑 | 「ニュ」(canyon) |
| O o | Oko(オコ) | 目 | 「オ」(more) |
| P p | Pas(パス) | 犬 | 「プ」(pen) |
| R r | Riba(リバ) | 魚 | 巻き舌の「ル」 |
| S s | Sunce(スンツェ) | 太陽 | 「ス」(see) |
| Š š | Škola(シュコラ) | 学校 | 「シュ」(ship) |
| T t | Tata(タタ) | お父さん | 「ト」(top) |
| U u | Ulica(ウリツァ) | 通り | 「ウ」(food) |
| V v | Voda(ヴォダ) | 水 | 「ヴ」(voice) |
| Z z | Zima(ズィマ) | 冬 | 「ズ」(zoo) |
| Ž ž | Žena(ジェナ) | 女性 | 「ジュ」(measure) |
ひとこと:表の音はあくまでイメージです。ć、đ、lj、nj、ž のように、日本語や英語にぴったり同じ音がない文字もあります。
ラテン文字はクロアチア語・セルビア語とほぼ同じなので、クロアチア語のアルファベットの記事も参考になりますよ。
初心者がつまずきやすい文字

初心者が苦労しやすいのは、č、ć、đ、dž、lj、nj、š、ž。1つずつ、くわしく見ていきましょう。
J
英語に慣れていると、いちばん読み間違えやすいのが J。見た目は英語の J と同じですが、音は違います。
ボスニア語の J は、英語の yes、yellow の Y の音。J は「ヤ行」の音と覚えましょう。
2つの「チ」:Č と Ć
Č と Ć は、どちらも「チ」に近い音なのでまぎらわしい文字。でも、まったく同じ音ではありません。
Č は舌を少し後ろに引いた、強めの「チ」。英語の chair の ch に近い音です。
Ć は舌先を前に出した、やわらかい「チ」。日本語の「チ」にかなり近い音なんです。
2つの「ヂ」:Dž と Đ
Dž と Đ も、聞き分けにくいペア。Dž は硬めの音で、英語の jam、job の j に近い音です。2文字で書きますが、音は1つ。
Đ はもっとやわらかく、舌を上あごに近づけて出す音。英語にぴったりの音はなく、慣れるまで少し練習が必要です。
đak(ヂャク/生徒)やrođendan(ロヂェンダン/誕生日)などの単語で使われます。
記号つきの文字:Š と Ž
Š と Ž の上の小さな記号は、音を変えるしるし。Š は英語の ship、shoe の sh、つまり「シュ」の音です。
Ž は Š をにごらせた音。英語の measure、vision の真ん中の音で、「ジュ」に近い音です。
2文字で1つの音:Lj と Nj
Lj と Nj は2文字で書きますが、アルファベットでは1文字で、音も1つ。Lj は million の「リュ」に近い音で、ljubav(リュバヴ/愛)やljepota(リェポタ/美しさ)に出てきます。
Nj は canyon、onion の「ニュ」に近い音。njiva(ニヴァ/畑)やkonj(コニ/馬)などの単語で使われます。
ポイントは、「L・J」「N・J」と分けて読まないこと。ひとつのなめらかな音として発音しましょう。
巻き舌の R
ボスニア語の R は、英語の R とは違い、舌先を上の歯のすぐ裏に軽く当てたり震わせたりして出す巻き舌の音。
riba(リバ/魚)、ruka(ルカ/手)、more(モレ/海)などの単語で聞けますよ。
初心者向けの覚え方
いちばんの近道は、見慣れた文字から始めて、新しい音だけに集中すること。そして、かんたんな単語を声に出して読んでみましょう。
ステップごとの進め方はこちら。
- まず30文字をざっと見る:アルファベット全体に目を通して、なじんでおきましょう。
- 知っている文字から覚える:A、B、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、O、P、S、T、U、V、Z は英語と音が近いので、すぐに覚えられます。
- 見た目は同じでも音が違う文字:代表は「ヤ行」の音になる J。cats の「ツ」の音になる C も要注意です。
- 記号つきの文字:次は Č、Ć、Đ、Š、Ž。1つずつ音を覚えたら、Č と Ć、S と Š のようなペアで聞き比べましょう。
- 2文字の音:慣れてきたら Dž、Lj、Nj へ。1文字ずつではなく、1つの音として言う練習を。
- R は特に練習:巻き舌の R は慣れが必要。ネイティブの音声を聞いて、まねしてみるのが効果的です。
- 本物の単語で練習:文字を覚えたら、表とにらめっこせずに実際の単語を読んでみましょう。文字を見分けて正しく読めればOK!
書き方を練習するコツ
書けるようになる近道は、文字を毎日書いて、かんたんな単語の中で使うこと。ラテン文字なので、見慣れない文字と音に集中すればOKです。
役に立つ練習法をまとめました。
- 30文字を大文字・小文字の両方で書く。
- č、ć、đ、š、ž の特別な文字は特にていねいに。
- č と ć、s と š のようなまぎらわしいペアは、並べて書いて違いを覚える。
- dž、lj、nj が入った単語を書いて、見分けられるようにする。
- かんたんなボスニア語の単語を書いてみる。
- 手で書く。くり返し書くと、形を覚えやすく見分けやすくなります。
- 短い文を書いて、文字が日常の言葉でどう使われるかを見る。Lingアプリなら、ボスニア語の例文や会話にふれられます。
- č、ć、đ、š、ž の入力方法を覚える。スマホやパソコンにボスニア語のキーボードを追加すると便利です。
「アルファベット」はボスニア語で何という?
ボスニア語で「アルファベット」はabeceda(アベツェダ)。
よくある質問

ボスニア語のアルファベットは何と呼ばれる?
ボスニア語のラテン文字はbosanska latinica、または単にLatinicaと呼ばれます。「アルファベット」という意味でabecedaという言葉も使われます。
文字は全部でいくつ?
30文字です。č、ć、đ、š、ž のような記号つきの文字と、2文字で1つの音を表す dž、lj、nj も含まれます。
英語のアルファベットと同じ?
いいえ。同じラテン文字なので見慣れた文字は多いですが、まったく同じではありません。q、w、x、y を使わず、č、ć、đ、š、ž などの文字があります。
覚えるのにどのくらいかかる?
ラテン文字に慣れていれば、30文字の基本は比較的すぐに覚えられます。ただ、なじみのない音に慣れるには、もう少し練習とリスニングが必要です。
発音は難しい?
英語にない音は、最初は少し難しく感じるかもしれません。でもつづりがほぼ発音どおりなので、各文字の音を覚えれば、知らない単語もぐっと読みやすくなります。
どこで学べる?
語学アプリ、オンライン講座、個人レッスン、無料の独学教材などで学べます。順序立てて学べるコースがほしいなら、Lingアプリがおすすめです。
おすすめのアプリは?
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単語、会話、文法、復習まで、ひとつのアプリで練習できますよ。
まとめ
アルファベットは、ボスニア語の学習の最初の一歩にぴったり。ラテン文字なので、英語を習ったことがある人には少しアドバンテージがあるんです。
ただし、č、ć、đ、dž、lj、nj、š、ž のように見慣れない文字と音もあるので、そこは少し時間をかけて練習しましょう。
一度に全部マスターしなくて大丈夫。30文字を覚えて、苦手な音を練習し、かんたんな単語や文を読んでみましょう。
聞いて、読んで、書くほど、文字は自然になじんでいきます。基本が身についたら、単語や発音、そして文法へと少しずつ進んでいきましょう。
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アルファベットは最初の一歩。文字に慣れたら、次は単語を増やし、発音を磨き、日常会話で使えるボスニア語を身につけていきましょう。
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