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【セルビア語のことわざ】知っておきたい53選と意味・読み方を紹介

Miki Kobayashi

著者 Miki Kobayashi
公開日 October 14, 2026

目次

セルビア語のことわざは、短いのに力強い表現ばかり。セルビアの人たちの心と考え方がぎゅっと詰まっています。

最初は不思議な単語の並びに見えるかもしれません。でも、そこには何世代にもわたって受け継がれてきた知恵やユーモアが!

ことわざを日本語に訳すのは意外と難しいもの。でも使いこなせれば、ネイティブのように話せるようになります。

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この記事では、セルビアにルーツがある人や、セルビア人の家族・友人がいる人の会話のきっかけにもなる、ことわざを紹介します。

伝統が詰まったセルビア語のことわざ

セルビア語のことわざKrv Nije Voda(血は水よりも濃い)とVreme Je Novac(時は金なり)

ひとことで言うと、ことわざは人生の教訓やユーモア、知恵を伝えるための伝統的な表現。日常生活や家族の価値観、動物などをテーマにしたものが多いんです。

物語や歌、毎日の会話を通じて、何世代にもわたって受け継がれてきました。覚えやすいように、テーマ別にまとめています。

動物にまつわることわざ

動物を使って、人の行動をうまく、または大げさに表現したことわざ。変わらない習慣への戒めも込められています。

人々が動物と身近に暮らしていた農村の生活がルーツ。動物の行動から教訓を引き出したものが多いんです。

セルビア語(読み方)直訳意味・近い日本語
Bolje vrabac u ruci, nego golub na grani.(ボリェ・ヴラバツ・ウ・ルツィ、ネゴ・ゴルブ・ナ・グラニ)枝の上のハトより、手の中のスズメ確実に手に入るものが大事(明日の百より今日の五十)
Čovek je čoveku vuk.(チョヴェク・イェ・チョヴェク・ヴク)人は人にとってオオカミ人は自分のために他人を傷つけるもの
Jedna lasta ne čini proleće.(イェドナ・ラスタ・ネ・チニ・プロレチェ)ツバメ1羽では春にならない1つの出来事だけで判断するのは早い
Kao mačka oko vruće kaše.(カオ・マチュカ・オコ・ヴルチェ・カシェ)熱いおかゆの周りをうろつく猫のよう肝心なことを言わずに遠回しにする
Mi o vuku, a vuk na vrata.(ミ・オ・ヴク、ア・ヴク・ナ・ヴラタ)オオカミの話をしていたら、オオカミが戸口に噂をすれば影
Ne kupuj mačka u džaku.(ネ・クプイ・マチュカ・ウ・ジャク)袋に入った猫を買うな中身を確かめずに買うな
Praviti od muve slona.(プラヴィティ・オド・ムヴェ・スロナ)ハエからゾウを作る針小棒大
Umiljato jagnje dve ovce sisa.(ウミリャト・ヤグニェ・ドヴェ・オヴツェ・シサ)甘え上手な子羊は2頭の羊の乳を飲む愛想のいい人は得をする
Vuk dlaku menja, ali ćud nikada.(ヴク・ドラク・メニャ、アリ・チュド・ニカダ)オオカミは毛は替えても、性分は決して変えない性格はなかなか変わらない
Vrana vrani oči ne vadi.(ヴラナ・ヴラニ・オチ・ネ・ヴァディ)カラスはカラスの目をつつかない仲間どうしはかばい合う
Pas koji laje ne ujeda.(パス・コイ・ライェ・ネ・ウイェダ)吠える犬はかまない口うるさい人ほど実際には何もしない

性格にまつわることわざ

セルビアの日常の文化で、よい性格・悪い性格がどう見られているかがわかることわざ。プライドや頑固さ、正直さ、打たれ強さといった価値観が、詩的に、そして容赦なく正直に表現されています。

セルビア語(読み方)直訳意味・近い日本語
Ko drugome jamu kopa, sam u nju pada.(コ・ドゥルゴメ・ヤム・コパ、サム・ウ・ニュ・パダ)他人に落とし穴を掘る者は、自分が落ちる人を呪わば穴二つ
Ko nema u glavi, ima u nogama.(コ・ネマ・ウ・グラヴィ、イマ・ウ・ノガマ)頭にない者は、足にあるうっかり者は二度手間になる
Ko rano rani, dve sreće grabi.(コ・ラノ・ラニ、ドヴェ・スレチェ・グラビ)早起きする者は、幸運を2つつかむ早起きは三文の徳
Ko ume, njemu dve.(コ・ウメ、ニェム・ドヴェ)できる者には2つ腕のいい人は2倍の報酬を得る
Na muci se poznaju junaci.(ナ・ムツィ・セ・ポズナユ・ユナツィ)苦難のときに英雄がわかる困ったときに人の真価がわかる
Odelo ne čini čoveka.(オデロ・ネ・チニ・チョヴェカ)服が人を作るのではない人は見かけによらない
Tiha voda breg roni.(ティハ・ヴォダ・ブレグ・ロニ)静かな水が岸を削る物静かな人ほどあなどれない
U laži su kratke noge.(ウ・ラジ・ス・クラトケ・ノゲ)うそは足が短いうそはすぐにばれる
Uzdaj se u se i u svoje kljuse.(ウズダイ・セ・ウ・セ・イ・ウ・スヴォイェ・クリュセ)自分と自分の馬を頼れ物事を確実に進めたいなら自分でやる
Iver ne pada daleko od klade.(イヴェル・ネ・パダ・ダレコ・オド・クラデ)木くずは丸太から遠くに落ちない蛙の子は蛙

時間とお金にまつわることわざ

時間にまつわることわざからは、時間を上手に使うことと、その見返りを大切にするセルビアの人たちの考え方が見えてきます。時間はあっという間に過ぎるもの。どう使うかに、その人らしさが表れるんです。

セルビア語(読み方)直訳意味・近い日本語
Što možeš danas, ne ostavljaj za sutra.(シュト・モジェシュ・ダナス、ネ・オスタヴリャイ・ザ・ストラ)今日できることを明日に残すな思い立ったが吉日
Vreme je novac.(ヴレメ・イェ・ノヴァツ)時間はお金時は金なり
Sve što je brzo je i kuso.(スヴェ・シュト・イェ・ブルゾ・イェ・イ・クソ)急いだものはみな尻切れになる急いては事を仕損じる
Novac se na novac lepi.(ノヴァツ・セ・ナ・ノヴァツ・レピ)お金はお金にくっつくお金はお金のあるところに集まる
Sve što je dobro kratko traje.(スヴェ・シュト・イェ・ドブロ・クラトコ・トライェ)よいものはみな長続きしない楽しい時間はすぐに終わる
Bolje ikad nego nikad.(ボリェ・イカド・ネゴ・ニカド)決してないより、いつかのほうがいい遅くてもやらないよりまし
Sve se vraća, sve se plaća.(スヴェ・セ・ヴラチャ、スヴェ・セ・プラチャ)すべては返ってきて、すべては支払われる因果応報
Ne možeš imati i jare i pare.(ネ・モジェシュ・イマティ・イ・ヤレ・イ・パレ)子ヤギとお金の両方は持てない両方いっぺんには手に入らない

神にまつわることわざ

神にまつわることわざは、あいさつや、希望・不安を表す言葉として日常会話でよく使われます。

セルビア正教のルーツと、セルビア人のアイデンティティを形づくってきたセルビアの伝統が表れているんです。

セルビア語(読み方)直訳意味・近い日本語
Bog je prvo sebi bradu stvorio.(ボグ・イェ・プルヴォ・セビ・ブラドゥ・ストヴォリオ)神はまず自分にひげを作った誰でもまず自分のことを優先する
Čovek sanja, Bog određuje.(チョヴェク・サニャ、ボグ・オドレジュイェ)人は夢見て、神が決める計画するのは人、決めるのは神
Pomozi sam sebi pa će ti i Bog pomoći.(ポモズィ・サム・セビ・パ・チェ・ティ・イ・ボグ・ポモチ)自分で自分を助ければ、神も助けてくれる天は自ら助くる者を助く
Bog visoko, a Rusija daleko.(ボグ・ヴィソコ、ア・ルシヤ・ダレコ)神は高く、ロシアは遠い頼りにしたい相手は遠くて当てにならない
Bog je na nebu, na zemlji kum.(ボグ・イェ・ナ・ネブ、ナ・ゼムリ・クム)天には神、地上にはクム(代父)クム(代父)は神に次いで大切な存在

ほかにも知っておきたいことわざ

定番のことわざ以外にも、家族との会話に味わいと幅を加えてくれる、知恵のこもった表現があります。

セルビア語(読み方)直訳意味・近い日本語
Bez muke nema nauke.(ベズ・ムケ・ネマ・ナウケ)苦労なくして学びなし努力なくして得るものなし
Bolje sprečiti nego lečiti.(ボリェ・スプレチティ・ネゴ・レチティ)治すより防ぐほうがいい転ばぬ先の杖
Daleko od očiju, daleko od srca.(ダレコ・オド・オチユ、ダレコ・オド・スルツァ)目から遠ければ、心からも遠い去る者は日々に疎し
Gde ima dima, ima i vatre.(グデ・イマ・ディマ、イマ・イ・ヴァトレ)煙のあるところには火もある火のない所に煙は立たぬ
Gvožđe se kuje dok je vruće.(グヴォジュジェ・セ・クイェ・ドク・イェ・ヴルチェ)鉄は熱いうちに打たれる鉄は熱いうちに打て
Ispeci pa reci.(イスペツィ・パ・レツィ)焼いてから言えよく考えてから話せ
Kad na vrbi rodi grožđe.(カド・ナ・ヴルビ・ロディ・グロジュジェ)ヤナギにブドウが実ったら絶対にありえないこと
Kako došlo, tako prošlo.(カコ・ドシュロ、タコ・プロシュロ)来たときと同じように去っていった悪銭身につかず
Krv nije voda.(クルヴ・ニイェ・ヴォダ)血は水ではない血は水よりも濃い
Ne trči pred rudu.(ネ・トゥルチ・プレド・ルドゥ)馬車のかじ棒の前を走るな先走るな
Nema hleba bez motike.(ネマ・フレバ・ベズ・モティケ)くわなしにパンはない働かなければ何も得られない
Nema vatre bez dima.(ネマ・ヴァトレ・ベズ・ディマ)煙の出ない火はない火のない所に煙は立たぬ
Nesreća nikad ne dolazi sama.(ネスレチャ・ニカド・ネ・ドラズィ・サマ)不幸は決してひとりでは来ない泣きっ面に蜂
Pored takvih prijatelja, što će mi neprijatelji.(ポレド・タクヴィフ・プリヤテリャ、シュト・チェ・ミ・ネプリヤテリ)こんな友達がいれば、敵はいらない味方のふりをした人がいちばん厄介
Prosto ko pasulj.(プロスト・コ・パスリ)豆のようにかんたん朝飯前
Prvo skoči pa reci hop.(プルヴォ・スコチ・パ・レツィ・ホプ)まず跳んでから「ホップ」と言え結果が出る前に喜ぶな
Ruka ruku mije.(ルカ・ルク・ミイェ)手が手を洗う持ちつ持たれつ
Svuda pođi, kući dođi.(スヴダ・ポジ、クチ・ドジ)どこへ出かけても、家に帰ってこいわが家にまさる場所はない
Svakog gosta tri dana dosta.(スヴァコグ・ゴスタ・トリ・ダナ・ドスタ)どんな客も3日で十分お客さんは長居しないのがいちばん

「ことわざ」はセルビア語で何と言う?

「ことわざ」はセルビア語でposlovice(ポスロヴィツェ)。民間のことわざや格言を指す言葉で、1つだけなら単数形のposlovica(ポスロヴィツァ)になります。 poslovice

くだけた場面や、慣用句・決まり文句も含めて言いたいときはizreka(イズレカ)を使います。 izreka

ことわざに出てくる単語リスト

セルビア語の単語Ljubav(リュバヴ:愛)

ことわざの知識をもっと深めたい人は、まずこれらの単語の意味をマスター。ことわざがすぐにわかるようになり、家族との会話でも自然に使えるようになります。

単語(読み方)意味音声例文
Ljubav(リュバヴ)愛 LjubavLjubav sve premosti.(リュバヴ・スヴェ・プレモスティ):愛はすべてを乗り越える。
Srce(スルツェ)心・心臓 SrceSrce ima svoje razloge.(スルツェ・イマ・スヴォイェ・ラズロゲ):心には心の理由がある。
Duša(ドゥシャ)魂 DušaDuša mi je slatka.(ドゥシャ・ミ・イェ・スラトカ):私の魂は甘い。
Porodica(ポロディツァ)家族 PorodicaPorodica je sve.(ポロディツァ・イェ・スヴェ):家族がすべて。
Baka(バカ)おばあちゃん BakaBaka zna najbolje.(バカ・ズナ・ナイボリェ):おばあちゃんがいちばんよく知っている。
Deda(デダ)おじいちゃん DedaDeda priča istinu.(デダ・プリチャ・イスティヌ):おじいちゃんは本当のことを話している。
Život(ジヴォト)人生・命 ŽivotŽivot je kratak.(ジヴォト・イェ・クラタク):人生は短い。
Sreća(スレチャ)幸運・幸せ SrećaSreća pomaže hrabrima.(スレチャ・ポマジェ・フラブリマ):幸運は勇気ある者を助ける。
Istina(イスティナ)真実 IstinaIstina uvek izađe na videlo.(イスティナ・ウヴェク・イザジェ・ナ・ヴィデロ):真実はいつか必ず明らかになる。

ことわざを覚える5つのコツ

セルビアの文化をもっと身近に感じたいなら、ことわざはたくさん覚えておきたいところ。文化にどっぷり浸るための、すぐに実践できるコツを紹介します。

  1. リズムをつけて、歌うように声に出して練習する。ウォータールー大学の研究によると、自分の声で聞いた情報のほうが記憶に残りやすいんです。
  2. ことわざは日常の知恵から生まれたもの。たとえば長い勉強のあとに「Bez muke nema nauke(苦労なくして学びなし)」と言ってみるなど、実際の場面で使うと身近で楽しくなります。
  3. ことわざには文化の深い真実が込められています。「Ko rano rani, dve sreće grabi」なら、朝日の中で幸運を2つつかむ人をイメージ。意味を絵で思い浮かべると記憶に残りやすいです。
  4. 努力、正直さ、時間などのテーマ別にまとめて覚える。セルビアの人たちも、アドバイスをしたり言いたいことを伝えたりするとき、テーマに合わせてことわざを使っています。
  5. 語学アプリを使う。Lingアプリなら、sreća(スレチャ:幸運)、vreme(ヴレメ:時間)、bol(ボル:痛み)など、ことわざによく出てくる日常の単語が学べます。

よくある質問

よく使われることわざは?

よく使われるのはKo rano rani, dve sreće grabi(コ・ラノ・ラニ、ドヴェ・スレチェ・グラビ)。「早起きする者は幸運を2つつかむ」という意味です。

日本語の「早起きは三文の徳」にあたる表現で、自分から動くことや、よく働くことの大切さを表しています。

セルビア正教にまつわる言い回しは?

代表的なのがPomaže Bog(ポマジェ・ボグ:神のご加護を)。農村や宗教の祝日によく使われる、伝統的なあいさつです。

返事はふつうBog ti pomogao(ボグ・ティ・ポモガオ:あなたにも神のご加護を)。

セルビアのモットーとして知られる言葉は?

いちばん有名なセルビアのモットーはSamo sloga Srbina spasava(サモ・スロガ・スルビナ・スパサヴァ)。「団結だけがセルビア人を救う」という意味です。

国のアイデンティティと結びついた力強い言葉で、団結こそが大切だという考えを表しています。

セルビア十字にもよく見られ、団結、強さ、打たれ強さという、セルビア文化で大切にされている価値観を思い出させてくれます。

セルビア語のことわざのまとめ

信仰から時間、お金、人間の性質まで、いろいろなことわざを見てきました。真面目なものもあれば、ユーモアたっぷりのものも。

どれも日常生活から生まれたもので、セルビアの人たちがまわりの世界をどう理解しているかを映し出しているんです。

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ことわざを学ぶと、セルビアの人たちの考え方や冗談、アドバイスのしかた、人との関わり方がよくわかるようになります。

おじいちゃん、おばあちゃんに「Krv nije voda(血は水よりも濃い)」と言われても、すぐに返事ができるようになりますよ。

ことわざを読んで思わず笑顔になったなら、それはもう言葉の本当のしくみをつかみ始めている証拠。セルビア語を学ぶなら、Lingアプリが一番の近道です!

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