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【リトアニアの言語】現地で耳にする7つの言葉をやさしく解説

Miki Kobayashi

著者 Miki Kobayashi
公開日 October 26, 2026

目次

Labas(ラバス)!今回のテーマは、リトアニアの言語。リトアニアで実際に耳にする言葉を、まとめて紹介します。

公用語のリトアニア語はもちろん、ロシア語やポーランド語、英語まで。旅行や留学の前にチェックしておくと、現地の空気がぐっとつかみやすくなりますよ。

リトアニアの言語:現地で話される7つの言葉

公用語:リトアニア語

リトアニアの言語:公用語はリトアニア語だけ、ネイティブは約280万人

リトアニア語は、現地ではlietuvių kalba(リエトゥヴュー・カルバ)。インド・ヨーロッパ語族のうち、今も残る2つのバルト語派の言語のひとつなんです。

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もうひとつはラトビア語。だからリトアニア語とラトビア語は、とても近い関係にあります。

昔はバルト語派の言語がもっとたくさんありましたが、今残っているのは世界でこの2つだけ。

消えてしまった言語には、スカルヴィ語、セロニア語、スードゥヴィ語、古プロシア語などがあります。その中には、かつてリトアニアの人々が話していた言語も。

そのため19世紀以降、「リトアニア語を話せるかどうか」は、リトアニア人であることを示す大切な目安のひとつになりました。

リトアニア語は、リトアニア唯一の公用語。リトアニアを旅行すると、耳にするのはほとんどがリトアニア語です。

ネイティブスピーカーは約280万人。さらに、ほかの国籍の人でリトアニア語を話す人が約20万人います。

リトアニア語はとても古い言語で、インド・ヨーロッパ祖語の特徴を最もよく残す言語のひとつと言われています。そのため、今でもサンスクリット語とよく似た単語が見つかるんです。

リトアニア語サンスクリット語意味
sūnus(スーヌス)sūnu息子
ugnis(ウグニス)agni火
padas(パダス)pada足の裏(サンスクリット語では「足」)
dūmai(ドゥーマイ)dhūma煙

出典:ATLAS(ロンドン大学)

現代のリトアニア語には、2つの大きな方言があります。

高地リトアニア語のアウクシュタイティヤ方言(Aukštaičių/アウクシュタイチュー)と、低地リトアニア語のジェマイティヤ方言(Žemaičių/ジェマイチュー、サモギティア方言)です。

どちらも地域ごとにさらに細かく分かれます。アウクシュタイティヤ方言は西・南・東、ジェマイティヤ方言は西・北・南の下位方言に。

ジェマイティヤ方言は、今は消えてしまったバルト系部族の言語、クルシュー語の影響を受けたと言われています。標準リトアニア語とはかなり違っていて、別の言語と考えられることもあるんです。

ロシア語

リトアニアのロシア語:ポーランド語に次ぐ2番目の少数言語

ロシア語は、ポーランド語に次いで2番目に大きな少数言語。人口の8%がロシア語を母語として話していると言われます。

ロシア語のネイティブは、主に都市部に住んでいます。ベラルーシ系、ユダヤ系、ウクライナ系など、ほかの民族の人も含まれるんです。

こうしたロシア語話者は「ロシア語系住民(Russophones)」と呼ばれます。母語や第2言語が別の言語でも、リトアニア語よりロシア語のほうが得意な人や、リトアニア語をまったく話せない人も。

そのため、特に年配の世代はロシア語を使い続けています。

ロシア語は、リトアニアで2番目によく使われる外国語でもあります。ただし、話す人は年々減少中。

ソ連時代はロシア語の習得が欠かせず、年配の世代はロシア語がとても流暢です。一方、若い世代には「過去の支配とのつながりにすぎない」と考え、学ぶ必要を感じない人も多いんです。

ロシア語の人気が下がるにつれ、公共の看板や表示も英語に置き換えられてきました。

ポーランド語

ポーランド系住民は、リトアニア最大の少数民族。多くはリトアニア南東部に住んでいます。

コミュニティが大きいので、ポーランド語が主な言葉になっている町もあるほど。リトアニアの人口の6.5%がポーランド語のネイティブなんです。

公的なやりとりは、すべて標準リトアニア語。それでも政府は、少数言語をその地域で使ったり教えたりすることを支援していて、公立学校の授業で使われることもあります。

ただ、ポーランド系以外の人がポーランド語を第2言語として学ぶのはまれ。とはいえ、ポーランド系住民の多い地域を中心に、旅行者向けのポーランド語の看板もたくさんあります。

英語

リトアニアで英語を話せるのは人口の30%、若者では80%

英語は、リトアニアで一番人気の外国語。リトアニアの人が学ぶ外国語としても一番人気で、人口の30%、若者では80%が英語を話せるんです。

一方、年配の人は英語をあまり学んでいません。ソ連時代には、英語の学習があまり推奨されていなかったからです。

若い世代は、観光客や外国人の多くが英語を話すことをよく知っています。だから英語は学校で教えられ、ホテルや美術館などの観光スポットでも使われています。

ドイツ語

ドイツ語も、リトアニアの人々によく使われる外国語のひとつ。ソ連と東ドイツの関係が深かったことが背景にあります。ドイツ語を話すのは人口の8%です。

その他の言語

ほかにリトアニアで耳にする外国語は、フランス語(人口の2%)とスペイン語(人口の1%)。

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