Labas(ラバス)!今回のテーマは、リトアニアの言語。リトアニアで実際に耳にする言葉を、まとめて紹介します。
公用語のリトアニア語はもちろん、ロシア語やポーランド語、英語まで。旅行や留学の前にチェックしておくと、現地の空気がぐっとつかみやすくなりますよ。
リトアニアの言語:現地で話される7つの言葉
公用語:リトアニア語

リトアニア語は、現地ではlietuvių kalba(リエトゥヴュー・カルバ)。インド・ヨーロッパ語族のうち、今も残る2つのバルト語派の言語のひとつなんです。
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今すぐダウンロード!もうひとつはラトビア語。だからリトアニア語とラトビア語は、とても近い関係にあります。
昔はバルト語派の言語がもっとたくさんありましたが、今残っているのは世界でこの2つだけ。
消えてしまった言語には、スカルヴィ語、セロニア語、スードゥヴィ語、古プロシア語などがあります。その中には、かつてリトアニアの人々が話していた言語も。
そのため19世紀以降、「リトアニア語を話せるかどうか」は、リトアニア人であることを示す大切な目安のひとつになりました。
リトアニア語は、リトアニア唯一の公用語。リトアニアを旅行すると、耳にするのはほとんどがリトアニア語です。
ネイティブスピーカーは約280万人。さらに、ほかの国籍の人でリトアニア語を話す人が約20万人います。
リトアニア語はとても古い言語で、インド・ヨーロッパ祖語の特徴を最もよく残す言語のひとつと言われています。そのため、今でもサンスクリット語とよく似た単語が見つかるんです。
| リトアニア語 | サンスクリット語 | 意味 |
|---|---|---|
| sūnus(スーヌス) | sūnu | 息子 |
| ugnis(ウグニス) | agni | 火 |
| padas(パダス) | pada | 足の裏(サンスクリット語では「足」) |
| dūmai(ドゥーマイ) | dhūma | 煙 |
現代のリトアニア語には、2つの大きな方言があります。
高地リトアニア語のアウクシュタイティヤ方言(Aukštaičių/アウクシュタイチュー)と、低地リトアニア語のジェマイティヤ方言(Žemaičių/ジェマイチュー、サモギティア方言)です。
どちらも地域ごとにさらに細かく分かれます。アウクシュタイティヤ方言は西・南・東、ジェマイティヤ方言は西・北・南の下位方言に。
ジェマイティヤ方言は、今は消えてしまったバルト系部族の言語、クルシュー語の影響を受けたと言われています。標準リトアニア語とはかなり違っていて、別の言語と考えられることもあるんです。
ロシア語

ロシア語は、ポーランド語に次いで2番目に大きな少数言語。人口の8%がロシア語を母語として話していると言われます。
ロシア語のネイティブは、主に都市部に住んでいます。ベラルーシ系、ユダヤ系、ウクライナ系など、ほかの民族の人も含まれるんです。
こうしたロシア語話者は「ロシア語系住民(Russophones)」と呼ばれます。母語や第2言語が別の言語でも、リトアニア語よりロシア語のほうが得意な人や、リトアニア語をまったく話せない人も。
そのため、特に年配の世代はロシア語を使い続けています。
ロシア語は、リトアニアで2番目によく使われる外国語でもあります。ただし、話す人は年々減少中。
ソ連時代はロシア語の習得が欠かせず、年配の世代はロシア語がとても流暢です。一方、若い世代には「過去の支配とのつながりにすぎない」と考え、学ぶ必要を感じない人も多いんです。
ロシア語の人気が下がるにつれ、公共の看板や表示も英語に置き換えられてきました。
ポーランド語
ポーランド系住民は、リトアニア最大の少数民族。多くはリトアニア南東部に住んでいます。
コミュニティが大きいので、ポーランド語が主な言葉になっている町もあるほど。リトアニアの人口の6.5%がポーランド語のネイティブなんです。
公的なやりとりは、すべて標準リトアニア語。それでも政府は、少数言語をその地域で使ったり教えたりすることを支援していて、公立学校の授業で使われることもあります。
ただ、ポーランド系以外の人がポーランド語を第2言語として学ぶのはまれ。とはいえ、ポーランド系住民の多い地域を中心に、旅行者向けのポーランド語の看板もたくさんあります。
英語

英語は、リトアニアで一番人気の外国語。リトアニアの人が学ぶ外国語としても一番人気で、人口の30%、若者では80%が英語を話せるんです。
一方、年配の人は英語をあまり学んでいません。ソ連時代には、英語の学習があまり推奨されていなかったからです。
若い世代は、観光客や外国人の多くが英語を話すことをよく知っています。だから英語は学校で教えられ、ホテルや美術館などの観光スポットでも使われています。
ドイツ語
ドイツ語も、リトアニアの人々によく使われる外国語のひとつ。ソ連と東ドイツの関係が深かったことが背景にあります。ドイツ語を話すのは人口の8%です。
その他の言語
ほかにリトアニアで耳にする外国語は、フランス語(人口の2%)とスペイン語(人口の1%)。
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