アルバニアに初めて行く人、これから旅行したい人へ。アルバニア語を学ぶモチベーションはばっちりなのに、「発音」が壁になっていませんか?
でも、自分を責めなくて大丈夫。外国語なまりを気にしてエネルギーを使い果たすのはもったいないんです。ネイティブのようにアルバニア語を話して、アルバニアの文化まで深く理解したいなら、この記事が一番のガイド!
ここでは、アルバニア語の発音をぐんと上達させるコツをまとめました。準備ができたら、コツとテクニックの海に飛び込みましょう!
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アルバニア語はインド・ヨーロッパ語族の言語。バルカン諸語に属すると考えられることもありますが、ほかのヨーロッパの語派には入らず、単独で1つの語派を作っているんです。だからこそ独特で、アルファベットや言語の仕組みもほかとは違います。
アルバニア語はアルバニアの公用語で、世界中で約1,000万人以上が母語として話す人気の言語。大きく分けて2つの方言グループがあり、南部ではトスク方言、北部ではゲグ方言が話されています。
トスク方言(Tosk/トスク)はシュクンビン川(Shkumbin/シュクンビン)より南の地域、ゲグ方言(Gheg/ゲグ)は北の地域で使用。2つの方言には大きな共通点があるので、この記事では1つの言語としてまとめて扱います。
文字はギリシャ文字、キリル文字、アラビア文字(トルコ式)で書かれることもありました。
アルバニア語のアルファベット

現代のアルバニア語は子音29、母音7で構成。ラテン文字をベースに、「ç」と「ë」、さらに2文字で1つの音を表す二重字(ダイグラフ)が加わっています。
ここで「アルバニア語って難しいの?」と思った人もいるはず。外国語としてアルバニア語を学んで話すのは、ちょっと手ごわいと言われています。単語は覚えられても、アルファベットを正しく発音できない人が多いからなんです。
アルバニア語のアルファベットは、ラテン語や英語、ドイツ語などとは別物。それなのに、つい英語などの読み方でアルバニア語の単語を発音してしまいがち。プロからのアドバイスをひとつ。アルバニアでは、それは絶対NG!
文字の発音を知ることは、現地の人の言葉を理解し、現地の人のように話すための第一歩。音を間違えると、聞きたいことや言いたいことがきちんと伝わらないかもしれません。
アルバニア語の発音の基本

アルバニア語では、音ごとに別々の文字が割り当てられています。つまり、文字の読み方で迷うことがほとんどないんです。その意味では比較的やさしい言語で、英語などのヨーロッパの言語より文字が少し多いだけ。しかも、英語と似た音もたくさんあります。
アルバニア語の文字は全部で36。つまり音も36種類。英語と共通の文字のほかに、「dh」や「th」のような二重字(複合文字)と、「ç」「ë」という独特な文字があります。なお、「w」はアルバニア語にはありません。
アルバニア語の二重字(複合文字)
複合文字は、アルバニア語と英語・ラテン語・スペイン語・ドイツ語などとの大きな違いのひとつ。
複合文字があるのは、アルバニア語の音をすべてラテン文字1文字ずつでは表せないから。ほかのヨーロッパの言語でいえば2つの音を混ぜたような音があり、それを2文字で表したものが複合文字なんです。
dh、gj、ll、nj、rr、sh、th、xh、zhといった複合文字は、それぞれが1つの音を表す独立した文字として扱われます。たとえば「th」は「t」の仲間には入りません。
「dh」は英語の「that」の「th」(ð)に近い音。「gj」(ɟ)は英語にはない音ですが、「join」の「j」に近い発音です。舌を上あごにつけて出す口蓋音で、英語ネイティブが「during」の「d」を発音するときの音にも似ています。
ほかの複合文字も見ていきましょう。
- 「ll」は「l」より強く響く音で、英語の「balloon」の「ll」(ɫ)に近い発音。
- 「nj」は英語の「new」の「n」(ɲ)のような音。日本語の「ニュ」に近い響きです。「sh」は英語とアルバニア語で同じ音ですが、英語では独立した文字ではないのに対し、アルバニア語では1つの文字として扱われます。音は「sheep」の「sh」(ʃ)。
- 「th」は英語の「think」の「th」。「xh」は「Jupiter」の「j」(d͡ʒ)、「zh」は「measure」の「s」(ʒ)に近い音です。
- 「rr」は英語にはない音で、対応する文字もありません。アルバニア語では「furrow」の「rr」(r)のように、巻き舌でしっかり響かせます。
- 「ç」と「ë」は英語にはないアルバニア語の文字。「ç」は(t͡ʃ)の音で、日本語の「チ」に近い音。「ë」は英語の「purse」の「u」に近い音です。
アルバニア語の母音
アルバニア語の母音は7つ。そのうち5つは英語の母音とほぼ同じ音で、残りの2つがアルバニア語ならではの母音です。
- /a/:アルファベットの「a」。英語の「car」の「a」のような音で、日本語の「ア」に近い。
- /ɛ/:「let」の「e」のような音。日本語の「エ」に近い。
- /i/:「beach」の「ea」のような音。日本語の「イ」に近い。
- /ɔ/:「door」の「oo」のような音。日本語の「オ」に近い。
- /u/:「put」の「u」のような音。日本語の「ウ」に近い。
この5つに加えて、アルバニア語にはさらに2つの母音があります。
- /ə/:「ë」と書き、「purse」の「u」のような音。口の力を抜いて出す、あいまいな「ア」に近い音です。
- /y/:「y」と書く音で、英語には対応する音がありません。まず「jeep」の「ee」(イー)の口で発音し、そのまま口笛を吹くように唇を丸めます。
アルバニア語の子音
アルバニア語の子音は29文字、つまり29種類の子音があります。それぞれの音と、近い英語の発音は以下のとおり。
- B(b):「bucket」の「b」
- C(t͡s):「cats」の「ts」。日本語の「ツ」に近い音
- D(d):「dry」の「d」
- F(f):「flower」の「f」
- G(ɡ):「gate」の「g」
- H(h):「hotel」の「h」
- J(j):「yellow」の「y」。日本語の「ヤ行」の音
- K(k):「keen」の「k」
- L(l):「lime」の「l」
- M(m):「mango」の「m」
- N(n):「number」の「n」
- P(p):「pocket」の「p」
- Q(c):英語にはない音ですが、「future」の「ch」(チュ)に近い音
- R(ɾ):「red」の「r」。軽く舌をはじく音で、日本語の「ラ行」に近い
- S(s):「son」の「s」
- T(t):「trunk」の「t」
- V(v):「van」の「v」
- X(d͡z):「adz」の「dz」。日本語の「ヅ」に近い音
- Z(z):「zebra」の「z」
アルバニア語の発音を学べる教材・プラットフォーム
いくつかの教材や学習ツールを組み合わせると、アルバニア語の勉強はぐっと楽に。教材選びは、言語習得でとても大切なポイントなんです。
アルバニア語を学ぶうえで欠かせないのが、文字ごとの音と発音を知ること。文字と基本的なアルバニア語の単語、その発音をマスターしたら、次に紹介するツールや学習法を使って、さらに発音を磨いていきましょう。
アルバニア語の教科書
教科書は、どんな言語でも基本となる教材。テーマごとに基礎的なレッスンがまとめられていて、学ぶ言語そのもので詳しい説明が書かれています。
アルバニア語が読めるなら、教科書で発音やアクセントを鍛えることも可能。特定の言語向けの教科書には、音声付きのワークブックやアクティビティブックが付いていることがほとんどです。
音声を聞きながらアクティビティに取り組めば、それだけで十分。あっという間に発音が上達します。
アルバニア語のコース
オフラインでもオンラインでも、コースはどの言語でも発音やアクセントの改善にとても効果的。とはいえ、テクノロジーが進んだ今は、時間も労力も節約できるオンラインコースが人気です。
アルバニア語のコースには有料のものもあれば、無料のオンラインコースやレッスン、アクティビティを提供しているサイトも。
コースの一番いいところは、アルバニアまで行かなくても学べること。時間もお金も無駄にせず、ソファでくつろぎながら勉強できるんです。
正しい発音を学ぶなら、ネイティブスピーカーから教わるのが一番。難しいと言われるアルバニア語のアクセントも、コースなら短期間で上達が期待できます。
アルバニア語のテレビ番組
テレビ番組は娯楽や情報収集のためのもの。でも、実は語学、特に発音の練習にもぴったりなんです。
テレビは音声と映像の両方があるので、音だけよりもアクセントをつかみやすいのがポイント。話している人が単語を発音するとき、口や唇をどう動かしているかが目で見て分かります。
アルバニア語の映画
映画もテレビ番組と同じくらい効果的。俳優の唇の動きを見ながら、単語やフレーズの発音をすぐに覚えられます。字幕版や吹き替え版なら、意味も理解しやすい!
中には、原語の文字、音訳(ローマ字表記のような読み方)、翻訳がすべて表示される映画も。楽しみながら発音を学べる最高の方法のひとつです。特に音訳付きの映画は、アルバニア語そのものの理解にも役立ちます。楽しんでいるときこそ、一番よく覚えられるんです。
字幕付きでアルバニアのテレビ番組や映画を見られるアプリもたくさんあるので、ぜひ活用してみてください。
アルバニア語のYouTubeチャンネル
YouTubeチャンネルも語学に使える方法のひとつ。アルバニア語を含めて、学べるチャンネルには2つのタイプがあります。1つは言語を教えるための語学チャンネル。もう1つは、テーマはさまざまでも現地語やネイティブの言葉で収録されているチャンネルで、こちらも発音力アップに役立ちます。
アルバニア語専門の語学チャンネルは、発音を学ぶのに最適。YouTuberが単語やフレーズ、文を1つずつ取り上げて、ゆっくり何度も発音してくれるので、自然と覚えられます。誰でもすぐに、無理なく身につけられるような発音で話してくれるんです。
アルバニア語の構造から考える発音のコツ
同じ語族の言語や、文字が近い言語と比べながら学ぶのも、発音を身につける有効な方法です。
アルバニア語はラテン文字を使っていて、文字のほとんどは英語と同じ。いくつか例外があるだけなので、多くの点で英語やラテン語と近い関係にあります。
ここからは、日本人が学校で習ってきた英語と比べながら、アルバニア語の構造、文法、アクセント(強勢)、発音を見ていきましょう。
アルバニア語の発音は英語よりシンプル
アルバニア語の文字と音は、英語よりも扱いやすい印象。英語とアルバニア語の文字はほとんどが共通で、違うのはごく一部です。
英語の文字と音を知っていれば、新しく覚える音はほんの少し。だからアルバニア語は学びやすいんです。さらに英語では、1つの文字が複数の音を表すことがあります。たとえば「i」は「ice」の「アイ」にも、「ship」の「イ」にもなりますよね。
いくつかの文字や単語を発音するときは、アルバニア語の早口言葉に挑戦するのもおすすめ。
一方アルバニア語の「i」(/i/)は、「seed」の「ee」のような「イ」の音だけ。英語に比べて、アルバニア語の音と文字はすぐに覚えられます。
アルバニア語のアクセント(強勢)
2つの言語のアクセントの位置を比べると、アルバニア語のほうがずっとシンプルで分かりやすいんです。
英語のアクセントは、どこに置くか迷いやすくて習得が大変。1つ目、2つ目、最後の音節、複合語なら前の語幹か後ろの語幹、フレーズならどの単語か……と、強く読む場所がたくさんあります。
一方アルバニア語のルールはとても簡単。最後の音節、最後の語幹、最後の単語をそれぞれ強く読めばOK!
英語では、1つの単語でもアクセントの位置が変わることがあります。たとえば「rebel」は、文脈によって「REbel」と最初の音節を強く読むことも、「reBEL」と2つ目を強く読むこともあります。アルバニア語なら「reBEL」の読み方だけ。
ね?アルバニア語の発音は、思ったほど難しくないんです!
アルバニア語の文法構造
次は文法構造。アルバニア語の文法は英語より複雑だと思われがちですが、実はそんなことはありません。文字と同じく、2つの言語の文法構造はほとんど同じなんです。
アルバニア語の文法構造は、ほかのヨーロッパの言語(特にギリシャ語やラテン語などのバルカン地域の言語)とも近い関係。ルーツを共有しているからです。
だから、ギリシャ語やラテン語などのネイティブなら、アルバニア語をすぐにマスターできるはず。同じように、英語のネイティブはもちろん、第2言語として英語を学んだ人も、アルバニア語を早く身につけられます。
アルバニア語の発音を上達させるセルフ練習

ここで紹介するのは、言語習得のための学習スキルに関わる練習法。代表的なものは以下のとおり。
早口で話さない
アルバニア語に限らず新しい言語を学ぶなら、早口で話すのは禁物。発音のパターンや大切な特徴を聞き逃してしまい、正しい言い方を少しずつ忘れていくかもしれません。
それに、相手が聞き取りにくくなり、「この人はこの言語を知らないんだな」と思われてしまうことも。発音を意識しながら、言葉を口に出しましょう。話す前に、リラックスして気持ちを落ち着けてみてください。
よく聞いて観察する
会話をしているときは、注意深く相手を観察しましょう。ネイティブスピーカーの話すスピードやイントネーションを聞き取って、理解するのがポイント。ネイティブのような発音ができない単語があれば、正しく言えるようになるまで頭の中で何度も繰り返してみてください。
自分の声を録音する
アクセントと発音を改善するもうひとつの方法がこれ。自分の声を音声や動画で録音して聞き返し、アクセントや発音が正しいかチェックします。
新聞や本を読んで、読んだ内容を繰り返して録音するのもおすすめ。アルバニア語の音声を録音して、自分の発音とお手本を比べる方法もあります。違いに気づいたら、その都度直していきましょう。
発音のエクササイズをする
母語ではない新しい言語を学んでいると、たくさんの単語やフレーズ(特に発音)で行き詰まって混乱することがあります。そんなときは、エクササイズに取り組むのが効果的。
口を動かすトレーニングを重ねると、特定の音を出すのに慣れていきます。新しい音や単語を覚えるには、練習あるのみ。正しく発音するための、口の筋肉の最高のトレーニングなんです。
単語を調べる
単語を調べることも、どの言語でも正しい発音を身につける方法のひとつ。アルバニア語も同じです。
短期間でアルバニア語の発音をマスターしたいなら、よく使う表現、基本フレーズ、新しい単語を調べてみましょう。あいさつや、自分の仕事に関する文、ショッピングの単語や調理器具の単語など、実際に関わりそうな場面の言葉がおすすめです。
アルバニア語の学習ならLingアプリが最強
ゼロから始める語学は、やっぱり大変。外国語の学習には、単語やルールを覚える以上のものが必要です。アルバニア語の発音も、上達させる方法を知らないと難しく感じるかもしれません。
アルバニア語の発音を上達させる方法は、いい教材やプラットフォームを知ること、音の仕組みを理解すること、文法のルールを学ぶこと、英語のような身近な言語と比べること、そして実践的なエクササイズを重ねること。
どれも、アルバニア語を学びやすくして、発音の悩みを解決してくれる方法です。
たくさんの情報をお届けしましたが、最後にひとつ。ここで出てきたちょっと難しいポイントも、Lingアプリならとっても簡単に学べるんです。いろいろな使い方ができるLingアプリは、まさに探していたアプリのはず。
ユニークで実績のあるさまざまな方法でアルバニア語を教えてくれるので、ついつい長く使いたくなります。Lingアプリは、App StoreとGoogle Playからダウンロードできます。
Lingアプリでアルバニア語をプロのように学び始めましょう!
アイキャッチ写真:Gjirokastër, Albania November 2022 – View(Sharon Hahn Darlin、CC BY 2.0)