アルバニア語のアルファベットを初めて見たとき、ちょっと安心しませんでしたか?おなじみのラテン文字で、見慣れた形ばかり。解読が必要な不思議な文字はありません。
でも、その安心感は最初の二重字(ダイグラフ:2文字で1つの音を表す文字)で終わります。xhaxhai(ジャジャイ:おじ)を見た瞬間、「このアルファベットには、まだ知らないルールがある」と気づくはず。
「読めそうに見えるのに、音はまったく聞き慣れない」。このギャップこそ、多くの初心者がつまずくポイントなんです。このガイドで、そのギャップを埋めていきましょう。ゼロから始める人も、「llとlがまったく別の文字なのはなぜ?」と思っている人も、読み終わるころにはアルバニア語の文字の全体像がしっかりつかめます。
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- アルバニア語のアルファベットは全36文字。母音が7つ(a、e、ë、i、o、u、y)、子音が29で、すべてラテン文字。
- 初心者にいちばん多い間違いは、dh、sh、thのような二重字を2つの別々の文字として読んでしまうこと。アルバニア語では、それぞれが分けられない1つの音です。
- アルバニア語はとても表音的な言語。つづりどおりに発音し、不規則な読み方のルールはありません。いつでも、書いてあるとおりに読めばOK。
- 多くの学習者が驚くのが「ë」。英語の「burn」の「u」のような音で、日常会話では語末で発音されないこともよくあります。
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文字を初日から正しく覚えるべき理由
アルバニア語には、英語にない文字(ëとç)が2つ。さらに、ほかの多くの言語にもない8つの複合文字(二重字)があります。アクセントの位置も、英語の感覚で予想したところに来るとは限りません。
でも、うれしいニュースも!アルバニア語は、つづりどおりに発音する言語なんです。1つの文字が表す音は1つだけで、その音が変わることもありません。覚えなきゃいけない黙字もなし。英語の「ough」のように、同じつづりが5通りに読まれるなんてこともないんです。それぞれの文字の音さえ分かれば、どんなアルバニア語の単語も最初から正しく読めます。
アルバニア語はインド・ヨーロッパ語族の言語ですが、近い親戚にあたる言語はありません。英語と共通のラテン語由来の借用語も、ゲルマン語との重なりも、スラブ語との同源語もなし。語彙はほぼすべて初めて見るものばかりなので、最初にアルファベットを正しく押さえることがなおさら大切です。文字をマスターすれば、新しく出会う単語もすぐに読めるようになります。
アルファベットの歴史
アルバニア語のアルファベットはラテン文字がベース。1908年のマナスティル会議で標準化されました。何世紀にもわたって表記がバラバラだった状況を受けて、アルバニアの知識人たちが統一された書き方に合意したんです。それ以前は、地域や宗教の影響によって、ギリシャ文字、ラテン文字、アラビア文字でアルバニア語が書かれていました。
一時期はトルコ式のアラビア文字も、キリル文字やほかのいくつかの文字と並んで使われていました。1750年から1850年までの間だけでも、アルバニア語は最大10種類もの文字で書かれていたんです。1908年に定められたラテン文字ベースの標準がこの混乱に終止符を打ち、それ以来ずっと標準アルバニア語の土台になっています。
マナスティル会議では、2つの表記方式が承認されました。そのうちラテン文字ベースのものが公式の標準となり、今ではアルバニア、コソボ、さらにイタリア、ギリシャ、セルビア、モンテネグロ、ルーマニアのアルバニア系コミュニティで使われています。
アルバニア語で書かれた確実な最古の文書は、1462年にパル・エンギャリ(Pal Engjëlli)がラテン文字で記録した「フォルムラ・エ・パガズィミト(Formula e pagëzimit:洗礼の定式文)」。1908年よりずっと前から、ラテン文字がアルバニア語の表記に根づいていたことが分かります。
アルバニア語のアルファベット全36文字と発音一覧

すべての文字について、近い音と実際のアルバニア語の例を一覧にしました。
| 文字 | 音 | 例 | 音声 |
|---|---|---|---|
| A a | 「ア」(英語のfatherのa) | anije(アニイェ):船 | |
| B b | 「ブ」(英語のbandのb) | borë(ボラ):雪 | |
| C c | 「ツ」(英語のtsunamiのts) | cigare(ツィガレ):たばこ | |
| Ç ç | 「チ」(英語のchinのch) | çfarë(チファラ):何 | |
| D d | 「ドゥ」(英語のdoneのd) | dorë(ドラ):手 | |
| Dh dh | 有声のth(英語のtheのth) | dhe(ゼ):〜と | |
| E e | 「エ」(英語のendのe) | emër(エマル):名前 | |
| Ë ë | あいまいな「ア」(英語のburnのu) | ëndërr(アンダル):夢 | |
| F f | 「フ」(英語のfireのf) | flutur(フルトゥル):チョウ | |
| G g | 「グ」(英語のgoneのg) | gisht(ギシュト):指 | |
| Gj gj | 口の奥寄りで出す「ギャ」に近いg | gjak(ギャク):血 | |
| H h | 「ハ」(英語のhelloのh) | hekur(ヘクル):鉄 | |
| I i | 「イー」(英語のagreeのee) | iriq(イリキ):ハリネズミ | |
| J j | 「ヤ行」(英語のyearのy) | jashtë(ヤシュタ):外 | |
| K k | 「ク」(英語のkittenのk) | kalë(カラ):馬 | |
| L l | 「ル」(英語のliveのl) | lule(ルレ):花 | |
| Ll ll | 重いl(舌をしっかり押し上げる) | llambë(ランバ):ランプ | |
| M m | 「ム」(英語のmanのm) | mollë(モラ):リンゴ | |
| N n | 「ヌ」(英語のneverのn) | natë(ナタ):夜 | |
| Nj nj | 「ニュ」(イギリス英語のnewのny) | njëzet(ニェゼト):20 | |
| O o | 「オ」(英語のoverのo) | oborr(オボル):庭 | |
| P p | 「プ」(英語のpickのp) | punë(プナ):仕事 | |
| Q q | やわらかい「チ」(上あごの中ほどで出す) | qershi(キェルシ):サクランボ | |
| R r | 軽く舌をはじく「ル」 | rërë(ララ):砂 | |
| Rr rr | 強い巻き舌の「ル」 | rrënjë(ルラニャ):根 | |
| S s | 「ス」(英語のsickのs) | sapun(サプン):せっけん | |
| Sh sh | 「シュ」(英語のshipのsh) | shqip(シュキプ):アルバニア語 | |
| T t | 「トゥ」(英語のtellのt) | triko(トリコ):シャツ | |
| Th th | 無声のth(英語のthickのth) | thikë(スィカ):ナイフ | |
| U u | 「ウー」(英語のnoonのoo) | ujë(ウヤ):水 | |
| V v | 「ヴ」(英語のvanのv) | varkë(ヴァルカ):ボート | |
| X x | 「ヅ」(英語のaidsのds) | xixa(ヅィヅァ):火花 | |
| Xh xh | 「ジュ」(英語のjazzのj) | xhaxhai(ジャジャイ):おじ | |
| Y y | ドイツ語のü、フランス語のu | yll(ユル):星 | |
| Z z | 「ズ」(英語のzooのz) | zinxhir(ズィンジル):鎖 | |
| Zh zh | 「ジュ」(英語のpleasureのs) | zhurmë(ジュルマ):騒音 |
ひとつ補足。アルバニア語にはWの文字がありません。英語にあってアルバニア語にない文字は、このWだけです。
8つの二重字の仕組み

二重字とは、2つの文字を組み合わせて1つの音を表すもの。アルバニア語には、dh、gj、ll、nj、rr、sh、th、zhの8つがあります。これらは辞書やアルファベット順でも独立した文字として扱われるので、shで始まる単語を調べるときは、sの単語の中ではなく、sの単語がすべて終わったあとに出てきます。
ほとんどの初心者が引っかかるのが、二重字を2つの別々の音として読んでしまうミス。英語ではそうやって文字の組み合わせを読むので、ついそのクセが出てしまうんです。でもアルバニア語のshは「s」と「h」ではありません。「ship」の「シュ」という1つの音として、ひとまとまりで発音します。
- Dh:有声のth。舌先を歯の間にはさみ、声帯を震わせて出す音で、英語の「the」とまったく同じです。いちばん簡単な練習用の単語はdhe(ゼ:〜と)。初心者はつい普通の「d」で発音しがちですが、それだと単語がまったく変わってしまいます。
- Gj:英語にはない音。普通の「g」より口の奥寄りで出します。舌の前ではなく中ほどを上あごの中央に押し当てるのがポイント。練習にはgjak(ギャク:血)がおすすめです。普通の「g」の位置から始めて、音がやわらかくなるまで舌を奥へずらしてみてください。
- Ll:1文字のlより重く、暗い響きの音。lule(ルレ:花)を軽いタッチで言ってみましょう。これがlの音です。次に舌の奥をしっかり押し上げて、同じ音をもっと重く響かせて出します。これがllで、llambë(ランバ:ランプ)の音。スペイン語を話す人はスペイン語のllと同じだと思いがちですが、まったくの別物。分けて練習する価値があります。
- Nj:「ニュ」のような音で、イギリス英語の「new」やスペイン語のseñorのñに近い発音。njëzet(ニェゼト:20)で、単語の頭にくるこの音を練習できます。
- Rr:しっかり巻き舌にする音で、1文字のrよりずっと強く響きます。アルバニア語の1文字のrは軽く舌をはじく音。rrはしっかり巻きます。rrënjë(ルラニャ:根)を、rの単語と続けて練習すると違いがよく分かります。
- Sh:英語の「ship」の「sh」とまったく同じ音。shqip(シュキプ:アルバニア語)の最初の音です。
- Th:dhの無声版。舌の位置は同じく歯の間ですが、声帯は震わせません。英語の「thick」の「th」と同じ音です。定番の練習用の単語はthikë(スィカ:ナイフ)。dhとthのペアは、どちらも英語の「th」に見えるため、初心者がいちばん長く混同しやすい組み合わせです。
- Zh:英語の「pleasure」の「s」のような音。zhurmë(ジュルマ:騒音)の最初の音です。「z」と「sh」の中間の音、とイメージしてください。
日本人が練習しておきたい発音
英語話者がいちばん苦戦する音は、ë、q、そして有声・無声のペアであるdhとth。どれも、英語では使わない口の形が必要なんです。日本語にもない音なので、日本人にとっても練習のしがいがあるところ。
- Ë:アルバニア語では文法上の語尾や単語の真ん中など、あらゆるところに登場します。アルバニア語の文には、ほぼ必ず出てくると言ってもいいくらい。単語の真ん中では、英語の「burn」の「u」に似た、短くあいまいな母音です。ëndërr(アンダル:夢)は、最初にこの音がはっきり出てきます。くだけた話し言葉では、語末のëは発音されないことがよくあります。
- たとえばdorë(ドラ:手)。ゆっくり読み上げると「ド・ラ」ですが、実際の会話では「ドル」に近く聞こえます。ëで終わる新しい単語を覚えるときは、自然な会話でも聞き取れるように、両方の言い方で練習しておきましょう。
- Q:アルバニア語の学習者が正しく発音するのにいちばん苦労する文字。「chin」の「ch」より奥で出す、やわらかい「チ」です。舌を上あごの中ほどにつけると、穏やかな音が出ます。練習にはqershi(キェルシ:サクランボ)を。çも「チ」の音ですが、こちらは口の前のほうで出す、「church」のような鋭い音。だから混乱しやすいんです。
初心者によくある発音の間違いをまとめました。
| 単語 | よくある間違い | 正しい発音 | 音声 |
|---|---|---|---|
| dhe(ゼ:〜と) | 「デ」(普通のd) | 「ゼ」(有声のth) | |
| thikë(スィカ:ナイフ) | 「ティケ」(普通のt) | 「スィカ」(無声のth) | |
| llambë(ランバ:ランプ) | 「ラムベ」(軽いl) | 「ランバ」(舌を押し上げる重いl) | |
| qershi(キェルシ:サクランボ) | 「チェルシ」(口の前で出すch) | 「キェルシ」(口の奥で出すやわらかいch) | |
| njëzet(ニェゼト:20) | 「エン・イェゼト」(2つの音) | 「ニェゼト」(1つにつながった音) | |
| dorë(ドラ:手) | いつも「ド・ラ」 | 自然な会話では「ドル」 |
標準語と方言:どちらを学ぶべき?
ほとんどの学習者にとって、答えはシンプル。アルバニア南部で話されるトスク方言をベースにした、標準アルバニア語を学びましょう。
アルバニア語には2つの大きな方言グループがあります。南部で話されるトスク方言(toskërishte/トスカリシュテ)と、北部で話されるゲグ方言(gegërishte/ゲガリシュテ)。歴史的には、シュクンビン川が2つを分けてきました。
標準アルバニア語はトスク方言がベースで、アルバニアの公用語。首都ティラナで話され、書かれているのもこの言葉で、教科書やアプリで目にするのも標準アルバニア語です。
ゲグ方言は、アルバニア北部、コソボ、北マケドニア、セルビアとモンテネグロの一部で話されています。歴史的には、トスク方言はギリシャ文字で、ゲグ方言はラテン文字で書かれることが多かったんです。
どちらの方言もアラビア文字ベースの表記やキリル文字で書かれたことがあり、オスマン帝国、ビザンツ帝国、西ヨーロッパの影響が交わるアルバニアの位置をよく表しています。イタリア、ギリシャ、ルーマニア、バルカン半島の一部のコミュニティでも、この2つの方言にさかのぼるアルバニア語が話されています。
初心者へのアドバイス:まずは標準アルバニア語から学ぶのがおすすめ。アルファベットはどちらの方言でも同じで、書き言葉も共通です。方言の違いが気になってくるのは、シュキプ(Shqip:アルバニア語)の基礎が身についてからで十分!
初心者向けの覚え方
36文字をいちばん早く覚える方法は、文字を抽象的なリストとして暗記することではありません。初日から実際のアルバニア語の単語を通して覚えて、文字と音のつながりを、ばらばらの記号ではなく本物の語彙と一緒に定着させていくのがコツなんです。
おすすめの進め方は以下のとおり。
- ステップ1:なじみのある文字。約17文字は英語とほぼ同じように読めるので、すぐにだいたいの音が出せます。a、b、d、e、f、h、i、k、l、m、n、o、p、s、t、u、v、z。例の単語と一緒にひととおり読んだら、その日のうちに次へ。
- ステップ2:英語と読み方が違う文字。意識して練習が必要なのは4つ。ç(口の前で出す「チ」)、j(yearの「ヤ行」の音)、y(唇を丸めるüの音で、英語にはない音)、q(口の奥で出すやわらかい「チ」)。1文字につき1回、集中して練習しましょう。実際の単語を使ってゆっくり10回繰り返せば、定着し始めます。
- ステップ3:二重字。ここがいちばん時間をかけるべきところ。8つ全部を一度に覚えようとしないでください。4つずつ、間をあけて練習したほうが記憶に残ります。いちばん混乱しやすい有声・無声のペア(dh/th)には、専用の練習時間を取りましょう。
- ステップ4:初日から本物のアルバニア語を読む。アルバニア語は表音的に一貫しているので、意味が分からなくても実際の文章を声に出して読めます。この練習を重ねると、単語カードだけで覚えるより早く、文字と音が自然に結びつくんです。短いアルバニア語のフレーズや看板を探して音読してみてください。思った以上に正しく読めるはず!
ワンポイント:Lingアプリをダウンロードすれば、ネイティブのアルバニア語話者の音声で、実際の単語の中の文字の音を聞けます。二重字や英語と読み方が違う文字は、ドリルだけで練習するより、本物の単語の中で聞いたほうが早く身につきますよ。
文字を身につける練習のコツ
- dhとthを続けて練習する。交互に発音して違いを感じてみましょう。dhは声帯が震え、thは震えません。そのあと、dhe(ゼ:〜と)とthikë(スィカ:ナイフ)のように、実際の単語で試してみてください。
- 単語の前に、lとllの違いを体で覚える。まず軽い「l」を出し、次に舌の奥をしっかり押し上げてもう一度。口の中で違いを感じられるようになると、2つの文字が同じに見えなくなります。
- ëは位置ごとに覚える:まずは単語の真ん中、次に語末。まずëがいつもはっきり聞こえる単語(ëndërr/アンダル、mëngjes/マンギェス)から始めて、早口だと消える単語(dorë/ドラ、çfarë/チファラ)へステップアップしましょう。
- 1週目からネイティブのスピードでアルバニア語を聞く。アルバニア語は表音的に一貫しているので、最初から耳を慣らしていけます。音が頭に入っていれば、知らない単語でも聞き取りやすくなるんです。
- 新しい文字は手で書く。特にë、ç、q、yはおすすめ。見慣れない文字を実際に書くと、画面上の練習だけより早く、文字と音のつながりが身につきます。
アルバニア語のアルファベットに関するよくある質問
全部で何文字?
アルバニア語のアルファベットは36文字。母音が7つ(a、e、ë、i、o、u、y)、子音が29です。8つの二重字(dh、gj、ll、nj、rr、sh、th、zh)も含まれていて、辞書やアルファベット順では独立した文字として扱われます。
初心者はどう覚えればいい?
まずは英語と似た読み方をする約17文字から。次に、新しい口の形が必要な4文字(ç、j、q、y)に集中し、そのあと8つの二重字にそれぞれ専用の練習時間を取りましょう。
抽象的なリストを暗記するのではなく、最初から実際のアルバニア語の単語で覚えるのがコツ。アルバニア語は「1文字=1音、例外なし」という表音的な一貫性があるので、音さえ分かればほぼすぐにアルバニア語の文章を正しく音読できます。
ラテン文字?それともキリル文字?
アルバニア語で使うのはラテン文字だけ。1908年のマナスティル会議で標準化されました。それ以前は地域によって、ギリシャ文字、ラテン文字、アラビア文字、トルコ式のアラビア文字、キリル文字で書かれていたんです。1750年から1850年までの間だけでも、最大10種類もの文字が使われていました。現在の標準アルバニア語(シュキプ:shqip)は、完全にラテン文字ベースです。
アルバニア語でëがよく使われるのはなぜ?
ëがあちこちに出てくるのは、文法上の語尾、特に名詞や形容詞の定形を表すから。dorë(ドラ:手)、natë(ナタ:夜)、punë(プナ:仕事)のように、語尾のëは定形を示し、ほとんどの種類の名詞に登場します。くだけた会話では語末のëは発音されないことが多いものの、文字としてはアルバニア語の文法に欠かせない存在なんです。
いちばん難しいところは?
一番の難関は8つの二重字。特に有声・無声のペアのdhとth(どちらも英語の「th」に見えるのに、別の音)、そして英語にぴったりの音がない、やわらかい「チ」のqです。lとll、rとrrの区別も、意識して練習する必要があります。とはいえ、自分がどんな口の動きの違いを作っているのかが分かれば、ほとんどの学習者はすぐに身につけられます。
アルファベットとは?どう発音する?
全部で36文字で、母音が7つ、子音が29。すべてラテン文字です。1つの文字は1つの音を表し、その音は変わらないので、アルバニア語はつづりどおりに発音します。
母音はほとんどが分かりやすい音。例外は、短くあいまいな「ア」のような音のëと、ドイツ語のüに近い唇を丸める音のyです。
子音には8つの二重字(dh、gj、ll、nj、rr、sh、th、zh)があり、2文字で1つの音を表します。ここが初心者にとっての発音の壁。dhは「the」の「th」、thは「think」の「th」、llはlを重くした音です。また、xhは「jump」の「j」のような音になります。
見た目より覚えやすいアルファベット
36文字と聞くと多く感じますが、そのうち17文字は英語とほぼ同じように読めるんです。本当の山場は二重字。でも、数は限られています。8つの組み合わせはどれも1つの決まった音で、アルバニア語の文章のどこに出てきても読み方は同じ。ここがしっかり身につけば、どんなアルバニア語の単語も最初から読めるようになります。
アルバニア語の表音的な一貫性は、学習者への最大のプレゼント。見たとおりに発音すればいい、いつでも!さまざまな場面や文字でアルバニア語がどう書かれてきたのかも、あわせて調べてみると面白いですよ。
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アルバニア語のアルファベットは入り口にすぎません。語彙を増やし、本物のアルバニア語の会話で二重字を聞き、ネイティブ音声で発音を練習する。それが、文字の知識を本当に使える力に変えてくれるんです。
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アイキャッチ写真:Berat, Albania, October 2022(Sharon Hahn Darlin、CC BY 2.0)