初級を卒業して、いよいよクロアチア語の格にチャレンジ。まずはここまで来たことに拍手!
語尾や形がたくさん出てきて混乱している人も、大丈夫。最初は大きな壁に見えても、練習とわかりやすい説明があれば、だんだん「なるほど!」に変わっていくんです。
この記事では、7つの格の名前と使い方をひとつずつ紹介。一緒に整理していきましょう!
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今すぐダウンロード!クロアチア語の格とは?

クロアチア語の格とは、文の中で単語がどんな役割をしているかを示す文法のしくみ。かんたんに言うと、役割に合わせて単語の形が少し変わるということです。
「単語の役割」とは何のこと?文を作るときには、必ず必要なパーツがあります。
たとえば、主語(誰が・何が)と述語(主語が何をしているかを表す動詞)。
- Pas laje(パス・ライェ):犬が吠えている
この文では、主語は「犬」、述語は「吠えている」。シンプルですね。
でも文には、目的語や修飾語など、意味をくわしくするパーツも入ります。日本語では「が・を・に」などの助詞で役割を表しますよね。
一方クロアチア語では、名詞、代名詞、形容詞、数詞の形そのものが、文の中の役割によって変わるんです!
- Pas laje(パス・ライェ):犬が吠えている
- Šetam psa(シェタム・プサ):犬を散歩させている
- Psu sam dao hranu(プス・サム・ダオ・フラヌ):犬にエサをあげた
「犬」という単語の形が変わっているのがわかりますか?これが「役割」の正体。何かをする側なのか、何かをされる側なのかで形が変わります。
クロアチア語では、格によって単語の形が変わるパターンが7つあります。ひとつずつ見ていきましょう。
主格
主格は、「誰が(tko/トコ)」「何が(što/シュト)」何かをしているかを表す格。辞書に載っている形で、文の主語になります。
新しい単語を覚えるときに最初に覚えるのが、この主格です。
- Ona je moja sestra(オナ・イェ・モヤ・セストラ):彼女は私の姉(妹)です
- On je moj brat(オン・イェ・モイ・ブラト):彼は私の兄(弟)です
- Dijete plače(ディイェテ・プラチェ):子どもが泣いている
生格
生格は、何かが誰かのものであること、または全体の一部であることを表す格。日本語の「〜の」に近いイメージです。
「誰の?(koga?/コガ)」「何の?(čega?/チェガ)」という質問に答えます。
- Torba moje sestre(トルバ・モイェ・セストレ):姉(妹)のかばん
- Telefon mog brata(テレフォン・モグ・ブラタ):兄(弟)の電話
- Djetetova igračka(ジェテトヴァ・イグラチカ):子どものおもちゃ
- Komad čokolade(コマド・チョコラデ):チョコレートのひとかけ
実際の会話では、こんなふうに使います。
| 日本語の質問 | クロアチア語の質問 | 日本語の答え | クロアチア語の答え |
|---|---|---|---|
| そのかばんは誰の? | Od koga je torba?(オド・コガ・イェ・トルバ) | 姉(妹)のかばんだよ。 | To je torba moje sestre.(ト・イェ・トルバ・モイェ・セストレ) |
生格はたくさんの前置詞と一緒に使うので、文法ミスが起きやすいところ。
たとえば、bez sestre(ベズ・セストレ:姉妹なしで)を、bez sestraと言ってしまうミス。
bez(〜なしで)、iz(〜から)、do(〜まで)のあとは、いつも生格なので要注意!
与格
与格は、誰かに何かをあげる場面をイメージするとわかりやすい格。目的や意図を表します。
「誰に?(kome?/コメ)」「何に?(čemu?/チェム)」という質問に答えます。
- Dajem poklon svojoj sestri(ダイェム・ポクロン・スヴォヨイ・セストリ):姉(妹)にプレゼントをあげる
- Bratu dajem savjet(ブラトゥ・ダイェム・サヴィェト):兄(弟)にアドバイスをする
- Dajem djetetu knjigu(ダイェム・ジェテトゥ・クニグ):子どもに本をあげる
ここでsestri(セストリ)が与格なのは、プレゼントを受け取るのが姉(妹)だから。質問への答え方はこんな感じです。
| 日本語の質問 | クロアチア語の質問 | 日本語の答え | クロアチア語の答え |
|---|---|---|---|
| 誰にプレゼントをあげるの? | Kome daješ poklon?(コメ・ダイェシュ・ポクロン) | 姉(妹)に。 | Mojoj sestri.(モヨイ・セストリ) |
対格
対格は、文の目的語を表す格。日本語の「〜を」にあたります。
「誰を?(koga?/コガ)」「何を?(što?/シュト)」という質問に答えます。
- Posjećujem sestru(ポシェチュイェム・セストル):姉(妹)を訪ねる
- Zovem brata(ゾヴェム・ブラタ):兄(弟)に電話する
- Nosim dijete(ノシム・ディイェテ):子どもを抱っこしている
ここの名詞は、文の目的語なので対格。質問にはこう答えます。
| 日本語の質問 | クロアチア語の質問 | 日本語の答え | クロアチア語の答え |
|---|---|---|---|
| 誰を訪ねるの? | Koga posjećuješ?(コガ・ポシェチュイェシュ) | 姉(妹)を。 | Moju sestru.(モユ・セストル) |
呼格
呼格は、相手に直接呼びかけるときの格。話しかけたり、注意を引いたりするときに使います。
呼格の名詞は、文の中でいつもコンマで区切られるのがポイントです。
- Sestro, dođi ovamo!(セストロ、ドジ・オヴァモ):お姉ちゃん、こっちに来て!
- Brate, gdje si?(ブラテ、グディェ・シ):兄さん、どこにいるの?
- Dijete, ne plači!(ディイェテ、ネ・プラチ):(子どもに)泣かないで!
sestro、brate、dijeteは、相手に直接呼びかけているので呼格です。
位格(前置格)
位格は、動作が行われる場所を表す格。話題になっている物や人を表すこともあるので、少しややこしいんです。
いつもu(ウ:〜の中に)、na(ナ:〜の上に)、o(オ:〜について)などの前置詞と一緒に使います。
女性名詞の位格は、-iで終わることが多いのがポイント。これはあとでくわしく説明します。2つの例を見てみましょう。
- Pričamo o sestri(プリチャモ・オ・セストリ):姉(妹)について話している
- Sestra je u sobi(セストラ・イェ・ウ・ソビ):姉(妹)は部屋にいる
sestriもsobiも、動作の話題や場所を表しているので位格です。
造格
造格は、7つの中で最後の格。「誰と」「何で」何かをするのかを表します。
人を表す名詞のときは、たいてい前置詞s(ス)またはsa(サ)「〜と一緒に」がつきます。
「誰と?(s kim?/ス・キム)」「何で?(s čim?/ス・チム)」という質問に答えます。
- Idem sa sestrom(イデム・サ・セストロム):姉(妹)と一緒に行く
- Šetam s bratom(シェタム・ス・ブラトム):兄(弟)と散歩する
- Igram se s djetetom(イグラム・セ・ス・ジェテトム):子どもと遊ぶ
この例の名詞はすべて造格。何かをするための「道具(instrument)」とイメージすると覚えやすいですよ。
| 日本語の質問 | クロアチア語の質問 | 日本語の答え | クロアチア語の答え |
|---|---|---|---|
| 誰と行くの? | S kim ideš?(ス・キム・イデシュ) | 姉(妹)と。 | S mojom sestrom.(ス・モヨム・セストロム) |
ひとこと:sの代わりにsaを使うのは、s、z、š、žで始まる単語の前など、発音しにくくなるとき。だからsestromの前はsaになるんです。
名詞の格語尾

クロアチア語の名詞は、格によって語尾が変わります。この変化のしかたを「格変化(曲用)」と呼びます。
格変化には、主にA型、E型、I型の3種類があります。
名詞がどの型なのか見分けたいときは、単数・生格の語尾が一番のヒントです。
- A型:生格が-aで終わる(grad → grada)
- E型:生格が-eで終わる(škola → škole)
- I型:生格が-iで終わる(ljubav → ljubavi)
A型
ほとんどの男性名詞と中性名詞がこのグループ。grad(グラド:街)とmore(モレ:海)を例に見てみましょう。
| 格 | 男性名詞 | 読み方 | 音声 | 中性名詞 | 読み方 | 音声 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 主格 | grad | グラド | more | モレ | ||
| 生格 | grada | グラダ | mora | モラ | ||
| 与格 | gradu | グラドゥ | moru | モル | ||
| 対格 | grad | グラド | more | モレ | ||
| 呼格 | grade | グラデ | more | モレ | ||
| 位格 | gradu | グラドゥ | moru | モル | ||
| 造格 | gradom | グラドム | morem | モレム |
E型
-aで終わる女性名詞の多くは、このパターン。škola(シュコラ:学校)を例に見てみましょう。
| 格 | 女性名詞 | 読み方 | 音声 |
|---|---|---|---|
| 主格 | škola | シュコラ | |
| 生格 | škole | シュコレ | |
| 与格 | školi | シュコリ | |
| 対格 | školu | シュコル | |
| 呼格 | školo | シュコロ | |
| 位格 | školi | シュコリ | |
| 造格 | školom | シュコロム |
I型
-aで終わらない女性名詞は、また別のパターンになります。例はljubav(リュバヴ:愛)です。
| 格 | 女性名詞(子音で終わる) | 読み方 | 音声 |
|---|---|---|---|
| 主格 | ljubav | リュバヴ | |
| 生格 | ljubavi | リュバヴィ | |
| 与格 | ljubavi | リュバヴィ | |
| 対格 | ljubav | リュバヴ | |
| 呼格 | ljubavi | リュバヴィ | |
| 位格 | ljubavi | リュバヴィ | |
| 造格 | ljubavlju | リュバヴリュ |
一度に覚えるには多すぎる…と感じますよね。でも見てのとおり、語尾にはちゃんとパターンがあるんです。
覚えるときに使える、語尾の早見表をどうぞ。
| 格 | A型(男性・中性) | E型(-aで終わる女性名詞) | I型(子音で終わる女性名詞) |
|---|---|---|---|
| 主格 | – | – | – |
| 生格 | -a | -e | -i |
| 与格 | -u | -i | -i |
| 対格 | -a/– | -u | – |
| 呼格 | -e/-u/– | -o | -i |
| 位格 | -u | -i | -i |
| 造格 | -om/-em | -om | -i/-ju |
格を覚えるための学習のコツ
クロアチア語の格を勉強するときに意識したいポイントを紹介します。
- 格は、文の中で単語どうしがどうつながっているかを示すもの。「誰が何をしているか」を教えてくれる小さなヒントだと考えましょう。
- それぞれの格は、「誰」「何」「どこ」などの質問に答えるもの。だから語尾が変わるんです。
- 名詞には男性・女性・中性の性があり、単数と複数もあります。どちらも語尾に影響します。
- 同じ語尾の名詞は、たいてい同じパターンで変化します。例外もありますが、だんだん慣れていきます。
- 表を丸暗記するだけでなく、格を使って自分で文を作ってみるのがおすすめ。
- 一番の近道は、話したり書いたりするときに実際に格を使うこと。試してみて、何が身につくか確かめてみてください!
よくある質問

1. 7つの格を一度に全部覚える必要はある?
いいえ、ひとつずつ進めるほうがおすすめ。まずは主格と対格から始めましょう。一番やさしくて、よく使う格だからです。
2. 前置詞は格にどう影響する?
クロアチア語の前置詞は、どの格を使えばいいかを判断する大きなヒント。いつも同じ格をとる前置詞もあります。
たとえばbez(ベズ:〜なしで)のあとは必ず生格。bez sestreは「姉(妹)なしで」という意味です。
ただし、すべての格が同じルールではありません。主格と呼格は前置詞をとらず、位格は必ず前置詞が必要。それ以外の格は、どちらの場合もあります。
そして前置詞と一番相性がいいのは生格。ほかのどの格よりも多くの前置詞と一緒に使われるんです。
3. クロアチア語では語順が大事?
クロアチア語の文の基本は「主語・動詞・目的語」の語順。でも、格が単語の役割を示してくれるので、語順はかなり自由なんです。
4. オンラインでクロアチア語を学ぶ一番の方法は?
一番の方法は、初心者向けの語学アプリを使うこと。シンプルで双方向的に学べるので、単語やフレーズがどんどん身につきます。
Lingアプリのような初心者向けアプリなら、楽しいレッスンと練習問題で、すぐにクロアチア語を話し始められます。
毎日の練習にぴったりで、飽きずに続けられるのもうれしいところ!
まとめ:7つの格
まとめると、クロアチア語の格は、主格・生格・与格・対格・呼格・位格・造格の7つ。
「誰が何を、誰に、どこで、どうやって」するのか、文の中での単語の役割を示してくれます。
最初は多く感じますが、初心者はまず主格と対格から。そこから少しずつほかの格を足していきましょう。
使えば使うほど、どんどん楽になります。最初のうちは語尾の早見表を手元に置いておくと、ぐっと覚えやすくなりますよ!
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