旅行で見知らぬ土地を訪れて、一人で散策しているとき、地元の人たちにタイ語でこんにちは!と挨拶を交わすのは、なんとも心が温まるひと時ですね。見知らぬ人からの笑顔の挨拶は、嬉しいものです。
人と交流できるきっかけは、挨拶です。ただ、タイ人は挨拶の仕方にもこだわるので、タイ語で挨拶をする際には気をつけましょう。
基本的にタイ語でこんにちはは、サ ワット ディー(สวัสดี)です。語尾に女性は「カー」男性は「クラップ」とつけることでより丁寧な挨拶になります。
タイ語でもどの言語でも「こんにちは」を覚えることは「ありがとう」を覚えることと同じくらい重要です。そこで、ここでは、最高の第一印象を与え、人々を笑顔にするために使える言葉やフレーズをいくつかご紹介します。
タイ語でこんにちはの挨拶
まずは基本的な挨拶から。
サ ワット ディー(สวัสดี)
男性:サ ワット ディー クラップ(สวัสดี ครับ)
タイ語では、話し手の性別によって、男性なら「クラップ」女性なら「カー」という丁寧語を語尾に使います。
「サ ワット ディー」という言葉は、朝昼晩の、おはよう、こんにちは、こんばんは、にも使えるので、とてもシンプル。しかも、相手が店員、友人、家族など、どのようなシチュエーションででも使うことができます。
では、タイ語でカジュアルに挨拶する方法はあるのでしょうか?
実際のタイ人同士の挨拶では、もう少しカジュアルに、英語で「ハイ」というような表現を使います。
タイ語で「ハイ」に相当するのは、ワッ ディー(หวัดดี)
ここでも語尾に丁寧語をつけることができますが、そうすると、少し堅苦しくなります。
タイの挨拶「ワイ」のやり方
「ワイ」(ไหว้)を紹介する良い機会ですね。
タイでの挨拶は、この「ワイ」が何よりも大事であり、この「ワイ」のやり方次第では相手に不快感を与えることもありますので、気をつけましょう。特に目下の人が目上の人に挨拶をするときには、丁寧に「ワイ」をする必要があります。
「ワイ」とは、顔の前で両手を合わせる動作のことで、その両手が頭上に近いほど丁寧だとされています。特に、女性や目下の人は、少し体を低くして、顔を下げながら両手を合わせます。
タイでは、会うときと別れるときの挨拶として、このような「ワイ」が存在します。
例えば、よく会う友人に「ワイ」をすることはないですが、もし誰かがあなたに「ワイ」の挨拶をしてきたら、その時は「ワイ」を返すのが礼儀です。
また、話したり音を出したりするのが不適切な状況や場所にいる場合、タイでは「ワイ」が挨拶となります。
このように「ワイ」をしながら挨拶を交わす風景は、なんとも穏やかで、相手を大事に思い、目上の人を大切にするタイ人の心情が表れています。
その他の挨拶で使えるフレーズ
誰にでも「サー・ワット・ディー」と言うのに飽きてきたら、次のような表現もあります。
これは「お元気ですか」という意味で、挨拶の後に使うのが一般的ですが、この表現で会話を始めることもできます。
これはもっとカジュアルな挨拶で、「どうしたの」に近く、友達間での表現としてしか使わないほうが賢明です。
よくわからない場合、特に不快感を与えそうな場合は、普通のこんにちは、の基本の挨拶が一番です。
時間帯別のタイ語の挨拶
タイ語には、基本の挨拶以外にも、特定の時間帯に使える挨拶の表現もあります。
「おはよう」「こんにちは」「おやすみ」などです。
構造的には、タイ語で「こんにちは」を意味する言葉に、「at」を意味する「tohn」(ตอน)を加え、その後に、時間帯を表す言葉を加えているのです。
サー ワット ディー トーン チャオ(สวัสดีตอนเช้า)
タイ語で「おはよう」を言うには、「こんにちは」に「トーン・チャオ」(ตอนเช้า)をつけますが、「チャオ」(เช้า)は朝を意味します。
サ ワット ディー トーン バイ(สวัสดีตอนบ่าย)
これは、タイ語で「良い午後ですね」ということを意味し、ここでの「バイ」(บ่าย)は、午後という意味です。
サー ワット ディー トーン イェン(สวัสดีตอนเย็น)
タイ語で「こんばんは」を意味し、「イェン」(เย็น)は午後遅く/夕方を意味します。
しかし、タイ人が日常これらの言葉を使うことは稀で、これらの表現は日常会話ではなく、ニュースなど公式の場で使われます。
タイ人は電話に出る時も同じ「こんにちは」?
メッセージアプリや電話を使うとき、人はしばしば自由な独自の挨拶を使いますよね。
さて、タイでは、電話に出る時には一般に以下のように答えます。
一般的には、英語の「ハロー」を使います。
仕事関係や、職場で電話を使う場合は、より丁寧でプロフェッショナルな「サ・ワット・ディー」を使います。
タイ語で「ヘイ」は短いので、メッセージによく使われます。英語の、ハイ、と同じですね。
他にも相手との関係によって、様々な言い方はありますが、この2つが基本的な電話やチャット応答の仕方になります。
タイ語で別れの挨拶は?
「こんにちは」には「さようなら」がつきものです。別れの挨拶は重要ですよね。
複雑なフレーズを覚えなければならないのでは、という心配は無用です。「さようなら」も「こんにちは」と基本的には同じ言葉を使います。
タイ語で「さようなら」は「こんにちは」と同じ「サー ワット ディー」です。
「さようなら」には他にも言い方がありますが、それは状況によります。
レウ ポブ ガン マイ ナ(แล้วพบกันใหม่นะ)
直訳すると「また会いましょう」という感じなので、より軽い言い方です。
これは、相手にもう長い間会えない場合に使われます。悲しい気持ちが込められています。
Lingで、状況に応じたベストなタイ語の挨拶を学びませんか?
タイ語には、日本語と同様、様々な挨拶や別れの表現があります。
状況に応じて違う表現に慣れることが一番ですが、タイ人はとても親切なので、間違えても大丈夫。基本の丁寧な言葉を覚えておけばいいのです。
しかし、海外旅行や海外勤務の準備を万全にするためには、Ling語学学習アプリを使ってみましょう。
自分の体験が深く意義深いものになるかどうかは、やはり、タイ語ができるかどうかにかかっています。
Lingアプリの機能について、詳しくまとめた記事も気になる方は読んでみてくださいね。
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