広東語の数字の数え方と読み方、難しいと思っていませんか？実は、意外とシンプルなルールなんです。
広東語の文化でも、数字は非常に重要です。広東語の数字「號碼 (hou6 maa5)」には、「縁起の良い」とされるものと、「アンラッキー」とされるものがあることをご存知ですか?
一般的に、中国では「8」が、末広がりでラッキーとされ、「9」も「久」と同音で長寿の意味があるのは同じですが、「18」も「金持ちになる」という意味があり、縁起が良いです。反対に、日本でも音で避けられる「4」は、中国文化でも避けられる傾向にあります。
数字は日常生活において必須なので、是非、難しいとされる広東語の発音を克服して、日常生活ですんなりと使えるように基礎をマスターしましょう！
やはりトーンの発音は重要
この広東語ピンイン表示の「hou6 maa5」の中の数字は、声調の種類を表します。広東語の声調は6種類なので、それぞれの声調番号で、音のトーンを示してあります。
声調言語の中国語である広東語も北京語も、トーン、つまり声調の高低長短によって全く意味が異なるので、単語やフレーズでの発音も含め、声調をしっかりと習得する気持ちが大事です。
学習上の注意として、広東語のピンインには、統一したものがないので、教材によって違うことは頭に入れておいてください。
なかなかネイティブの発音に慣れる機会が無い場合は、Ling アプリを使って、ネイティブ スピーカーによる発音練習、漢字の広東語での読み方の学習が効果的です。
単語の正しい発音を何度も反復して練習することができ、また、自分の発音をチェックしてくれる機能があるので、実際に通用する発音を養うことが可能です。
広東語の数字の読み方
広東語の数字は、実はルールがシンプルです。各桁の数字をそれぞれ単独で読めばいいだけです。
例えば、124 という数字は、
100 (百 – yat1 baak3 ヤッバッ）、20 (二十 – ji6 sap6 イーサップ)、4 (四 – sei3 セーィ) の3つの数字の組み合わせで読み、全部繋げて、
124、百二十四 (yat1 baak3 ji6 sap sei3 ヤッバッイーサップセーィ) となります。
以下は、広東語の数字のピンインですが、声調の記号に慣れない場合は、この機会に広東語の声調の基本を学んでみましょう。ブログもあるので是非参考にしてください。
0 ～ 9までの広東語の数字
広東語で、 ０から９までの数字は基本中の基本です。日本人にとっては、漢字の数字は全く問題ありませんが、ピンインに注意です。中国語として有名な「イー、アル、サン、、」とは全く違います。
| 数字 | 広東語 | 発音 | 音声 |
|---|---|---|---|
| 0 | 零 (ling4) | リン | |
| 1 | 一 (jat1/yat1) | ヤッ | |
| 2 | 二（ji6） | イー | |
| 3 | 三（saam1） | サァン | |
| 4 | 四（sei3） | セーィ | |
| 5 | 五（ng5） | ン | |
| 6 | 六（luk6） | ロッ | |
| 7 | 七（chat1） | チャッ | |
| 8 | 八 (baat3) | パッ | |
| 9 | 九 (gau2) | ガウ |
10〜100までの広東語の数字
次は、10桁と10の倍数に進みましょう。
数字の10は、広東語で十（sap6 サップ）です。
11は、サップヤッ「sap6 yat1]、12は、サップイー「sap6 ji6」となります。
30、40、50 などの数字は、サップ (sap6）の前に10桁の数字を追加するだけです。
例えば、30を表したい場合は、広東語で３の「サァン（saam1)」の後に、10「サップ（sap6)」で、「サァンサップ (saam1 sap6)」 となります。
以下、10の倍数です。
21は、イーサップヤッ、31は、サァンサップヤッ、となっていきますが、
口語での変形した言い方があり、口語では、21以上で１の位が０でない場合に使われます。その場合、10「サップ」が「ァ」の音になります。また、20の位は「イー」ではなく、「ヤ―(yah)」になるので、注意です。
例えば:
200～1000以上の広東語の数字
数が大きい場合も、同じルールが適用されます。
広東語で100、は「バッ (baak3)」なので、この「バッ (baak3)」 を、百の位の数字に追加するだけです。
そして1000に達した場合は、一千「ヤッチン(yat chin)」となります。
以下、100以上の数字の例です。
150は、「100」の 「ヤッバッ（yat1 baak3)」と、「50」の「ンサップ (ng5 sap6)」を組み合わせるだけでいいので、「ヤッバッ ンサップ」となります。
104のように、真ん中に0がある数字の場合は、０である「リン（ling4)」を入れる必要があります。したがって、104は、「ヤッバッ リン セーィ 一百零四 (yat1 baak3 ling4 sei3)」となります。
広東語の数字は、なかなかルールがシンプルで学習しやすいですね。
買い物で使う広東語の数字
旅行で最もエキサイティングなことの 1 つはショッピングですが、香港、マカオには、特に魅力的なショッピングエリアが多いですよね。広東語でありがとう「ドーゼー」「ンゴイ」と、広東語で言えるようになるのと同じくらい、広東語で数字が言えるのは楽しい経験です。
香港・マカオで、「いくらですか？」は、「ゲイドウチンナ (gei1 do1 chin2 a3)」ですが、正式な価格（香港ドル）の広東語表示には、「蚊」という漢字を使います。そうです、あの、ブンブンとうるさい蚊です。面白いですね。
以下、例をあげます。
数に関連する単語とフレーズ
広東語の数字を学んだところで、フレーズでの数字の言い方など、漢字も含めていくつか紹介します。基礎を知っておくと便利です。
もっと多くの表現を知りたい場合、Lingアプリでは実際の日常会話での練習などもあるので、ネイティブの音声で読み方や発音を学習できます。
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香港には、香港ディズニーランド、香港スカイライン、ビクトリア ピーク (ザ ピーク) など、楽しさいっぱいの観光スポット、そして有名なショッピングエリアがあります。旅行前に広東語に慣れておけば、さらに楽しく、便利ですよね。
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