丁寧、カジュアルどちらの状況でも使える、広東語でありがとうは「ドーゼー(多謝)」になります。特に贈り物や金銭的な助けをもらった時に使ってみてください。「ン・ゴイ (唔該)」も「ありがとう」になりますが、この2つの言葉の違いについても詳しくご紹介しましょう。
誰かに広東語で「ありがとう」と言うことも、「ありがとう!」と言われることも、生きている中での最高の喜びのひとつですよね。それも、外国人がこちらの話す言葉で感謝を伝えてくれたら、本当に嬉しいです。
なので、香港、マカオ、そして中国の広東省では、やはり広東語で感謝を伝えたいものですね。香港では、英語も北京語も通じますが、やはり広東語でありがとうと言えるようになってほしいです!
目次
ありがとうの真の力
「水は答えを知っている」という本の著者、江藤勝さんは、「ありがとう」や「感謝」の言葉をかけられた水は、最も美しい結晶となることを自分で証明し、紹介してくれました。逆に、「ばか」とか人をけなす言葉に触れた水は、結晶を作ることすらできなかったようです。
英語の「Thank you」でも同じように美しい結晶となるということは、言語の前に、感謝の気持ちそのものが大事だということなのではないでしょうか。
感謝は、魔法のように誰の一日をも変えてしまうほどのパワーがあります。感謝の気持ちを示すことは、シンプルなことですが、状況によってはなかなか難しいことでもありますよね。でも、相手の顔を簡単に笑顔にすることができるのは、この「ありがとう」です。
広東語で「ありがとう」のフレーズ
香港に旅行に行って、広東語で「こんにちは(ネイホウ)」と、現地の人とあいさつするのと同じくらい、広東語で「ありがとう」と言う気持ちが彼らを笑顔にするし、自分にとっても美しい結晶にもなります。彼らの文化に対する敬意の表れでもありますよね。
スペインでは 「Gracias 、グラシャス」、韓国では 「カムサハムニダ」、そして北京語では「謝謝、シェシェ」。
では、広東語では?
1. ドーゼー(多謝)
日本語:一般的で正式な「ありがとう」
「ドー」にアクセントを置いて「ゼー」で下がります。
誰かからプレゼントをもらったり、好意を受けたとき「本当にどうもありがとう」と深い感謝の言葉として使う言葉です。その他、金銭的な助けをもらったときにも使います。
使用例: プレゼントをもらったり、誰かがお金を貸してくれた場合など、より大きな恩恵に対して感謝を伝えるときに「ドーゼー」を使ってみてください。
カジュアルな場では「hou2 do1 ze6 nei5 ホウ・ドーゼ―・ニー」という表現を聞いたりしますが、より熱意が込められている感じです。
2. ン・ゴイ (唔該)
日本語:少し軽めの「ありがとう」で、「すみませんね」でも使えます。
特にサービスや手助けをしてもらったときに使う言葉です。
使用例: 誰かがドアを開けてくれたり、タクシーを呼んでくれたりしたときなど、具体的な行動に対してお礼を言うときに「ン・ゴイ」と使うフレーズです。
個人的に、香港に数年間住んでいた時、私には「ン・ゴイ」よりも、「ム・コイ」と聞こえました。その中間みたいな発音でしょうね。
簡単に言うと、「ン・ゴイ」は日常的な軽い感謝に使い、「ドーゼー」はもっとフォーマルで重みのある感謝に使われます。
3. ネイ・ザイ・ハイ・ホウ・ヤン (你真係好人)
日本語:「あなたはとても良い人ですね」
「ありがとう」と言った後に、付け足しで加えられるフレーズになります。
香港・マカオでは、英語でもどんどん感謝の気持ちを言ってみましょう。
謝謝(シエシエ)は北京語?広東語?
「謝謝」は、よく耳にする方も多いと思いますが、もちろん北京語です。
広東省ではおそらく、「多謝(ドーゼー)」も「謝謝(シエシエ)」も両方聞くこともあるでしょう。北京語は中国全土で広く話されているので「謝謝」(発音はsyeh-syeh)はよく聞きます。 最初の「xie」は高く始まり、最後には下がりますが、2つ目の謝はニュートラルなトーンです。
「謝謝」は、どんな状況でも使えますし、中国語で最も一般的な感謝の表現方法です。
また、もしあなたが他の人からお礼を言われた場合は、「不客气(Bú kèqì ブー・カー・チ)」と答えるといいでしょう。「どういたしまして」という意味です。
北京語と広東語は同じ中国語ですが、それぞれ違う場所で話されている方言です。
広東語で感謝の伝え方
広東語の「多謝(ドーゼー)ありがとう」を知っていても、やはり話すトーンやジェスチャー、そして言い方そのものも考慮して表現する必要があります。
中国語は声調が本当に重要な言語のひとつなので、広東語でも、使う声調を常に意識することが大事です。声調は言葉の意味を簡単に変えてしまうので、本当に注意しなければなりません。
香港の広東語ネイティブスピーカーは、外国人に挨拶するときに握手もしますが、この握手は軽いので、相手の手をぎゅっと握らないようにしましょう。また、彼らの文化として頭を下げることもあります。
私たちは普段、感謝の気持ちを言葉で表現していますが、空虚な言葉では意味がありません。ましてや外国では、相手に伝わるように心がけることが、やはり大事ですし、そうしてこそ、良いコミュニケーションとなるはずです。
香港やマカオ、そして中国の広東省に行く前に、「ありがとう」以外にも、いくつかの挨拶フレーズを多少は理解できるようにしておきましょう!
広東語の感謝の言葉に関してよくある質問
広東語で「ありがとう」:「ン・ゴイ (唔該)」と「ドーゼー(多謝)」の違いは?
簡単に言うと、「ン・ゴイ」は日常的な軽い感謝(手助けをしてもらった時)に使い、「ドーゼー」はもっとフォーマルで重みのある感謝(贈り物やお金など)に使われます。
広東語でお礼を言うとき、最もフォーマルな表現は何ですか?
最もフォーマルな表現は「ドーゼー(多謝)」です。特に贈り物や特別な支援に感謝するときに使います。ビジネスシーンもドーゼーが適切な感謝の言葉になります。
感謝の表現をさらに強調する場合、広東語で何と言いますか?
より強く感謝を伝えたい場合は、「多謝晒(ドーゼーサイ)」と言います。「晒」は「とても」という意味があり、感謝の気持ちを強調します。
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