トルコ語の難易度は高いのでは?と思えますが、実は、日本人にはそう難しいわけではありません!
日本語とトルコ語は、文法的に共通する部分があり、トルコ語の語順は日本語と同じSOV構造で、基本的に文の最後に動詞が来ます。そして、独自の文字ではなく、ラテン文字表記なので、日本人が勉強するには難易度は低いと言えます。
接尾辞による文法構造や母音調和といった、多少難易度が高くなるトルコ語独自の特徴もありますが、勉強法を工夫すれば、翻訳に頼らずに比較的簡単に日常会話ができるようになるでしょう。
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では、日本人にはトルコ語の難易度がそれほど高くはない理由を探っていきましょう。
目次
難しいとされるトルコ語の特徴
まずは、トルコ語の難易度が高い特徴から見ていきましょう。
トルコ語には、母音調和規則、接尾辞など、日本語にはない特徴があります。両言語は、接辞が語幹に膠着することで文法的な機能を表現する膠着語に属していますが、トルコ語には母音調和など独特な特徴があり、接辞の種類も豊富です。日本語は助詞や助動詞を多く使い、シンプルな文法構造を持つ一方、トルコ語は単語内でより多くの情報を伝えることができる言語構造を持っています。
トルコ語は豊富な接尾辞を持つ
トルコ語は日本語のように膠着語です。膠着語は、接辞(接尾辞や接頭辞など)を語幹に付け加えて文法機能を表す言語の一種です。
トルコ語は接尾辞が非常に多く、動詞や名詞の語幹に加えられる接辞によって、時制、人称、数、格、否定、命令など多様な情報が一つの単語に含まれます。一方、日本語は主に助詞や助動詞を使って文法的な機能を表現します。
トルコ語の母音
トルコ語には「母音調和」という現象があり、接尾辞が語幹の母音に調和するように変化します。日本語にはこのような母音調和のルールはありません。トルコ語は、語幹の母音が「前舌母音」か「後舌母音」かによって、接尾辞の形が決まります。
トルコ語のアルファベットには8つの母音(a/e/ı/i/o/ö/u/ü)がありますが、次のように分類されます:
- 前舌母音(舌が前に位置する母音): e, i, ö, ü
- 後舌母音(舌が後ろに位置する母音): a, ı, o, u
母音調和のルール
- 語幹の母音が「前舌母音」の場合、接尾辞も「前舌母音」のものを使います。
- 語幹の母音が「後舌母音」の場合、接尾辞も「後舌母音」のものを使います。
接尾辞を追加する時、語根の最後の母音を確認し、母音調和ルールに従って接尾辞の母音を変更します。
例1:「ev-de(エヴデ)」「家で」
- ev(家)という語幹の母音は e で、前舌母音。
- 「〜で」を意味する接尾辞は「前舌母音」の -de 。
例2:「okul-da(オクルダ)」「学校で」
- okul(学校)という語幹の母音は o で、後舌母音。
- 「〜で」を意味する接尾辞は「後舌母音」の -da 。
実は勉強しやすいトルコ語の特徴
トルコ語の比較的難しい特徴について上記にまとめましたが、さて、本題に入ります。トルコ語の習得は、あなたが思っている以上に難しくない、と言える特徴を挙げます。
ラテンアルファベットを使用
トルコ共和国の建国者アタテュルクが、アルファベット改革を宣言した1928年以前はアラビア文字を使っていましたが、現在は、ラテン文字を使用しています。
トルコ語のアルファベットは、英語のアルファベットと似ていますが、トルコ語には、特定の音に対応する特別な文字がいくつかあります。
- Ç = Ch
- Ş = Sh
- Ğ = Silent letter
また、以下の文字は、英語の「O 」や 「U 」とは少し発音が異なります。唇をしっかりすぼめて、口の前方から発音します。
- Ö = as in “dirt”
- Ü = as in “brew”
また、トルコ語には 「Q,W,X 」の文字はありません。
冠詞がない
英語には、「the」や「a/an」といった定冠詞や不定冠詞がありますが、日本語やトルコ語にはこれに相当するものはありません。
名詞に性別が無い
ご存知のように、ヨーロッパの多くの言語には名詞に性別があります。でも、トルコ語にはありません。
名詞に性別が無いだけではなく、トルコ語には三人称単数の性別さえないんです。例えば英語では、三人称単数のHe /Sheがありますが、トルコ語の三人称単数には性別がありません。どうやって性別を見分けるかと言うと、一般的には文脈から理解することになります。
不規則語はほとんど無い
トルコ語には非常に少数の不規則動詞が存在し、語幹の母音が変化するものがありますが、それでも比較的少ないのが大きな特徴です。
基本的に、トルコ語は規則的な文法体系を持ち、ほとんどの単語は規則通りに活用されます。まさに勉強しやすい言語です。
発音しやすい
トルコ語の発音は、比較的規則的で、アルファベットの読み方もほぼ一定しています。トルコ語のアルファベットはラテン文字を基にしており、それぞれの文字の発音は決まっているため、学習者にとっては発音しやすい言語です。基本的に、1文字に1つの音が対応しており、例外や不規則な発音が少ないのが特徴です。
発音のルールや例外が無限にある英語と比べて、トルコ語を学ぶのは難しいとは言えませんね!
柔軟性のある文法/語順
トルコ語は、日本語と同様に、文の語順が比較的自由に変えられます。強調したい要素や、話し手が特定の情報を際立たせたい場合、語順を変えて表現します。
例えば英語では「SVO」しか、基本的に正しい文の作り方はありませんが、トルコ語は柔軟で自由です。
英語/日本語 | トルコ語/日本語 | 音声 |
---|---|---|
I’m going to school. (S-V-O) 私は学校に行きます | Ben okula gidiyorum. (S-O-V) 私は学校に行きます | |
Okula gidiyorum ben. (O-V-S) 学校へ行きます | ||
Gidiyorum ben okula. (V-S-O) 私は学校に行きます |
上記のように、トルコ語の日常会話では、ネイティブ・スピーカーは通常「SOV」の語順に固執しません。ということは、トルコ語の文を作るときにある程度間違ったと思っても、意味は通じるということです!
修飾語の位置と質問文における語順
日本語は、修飾語(形容詞や副詞など)は修飾する語の前に置かれますが、トルコ語も同様に、形容詞や修飾語が名詞の前に置かれます。
さらに、トルコ語は、疑問文も語順を変えることなく、文末にmiという疑問助詞を加えることで形成されますが、これも日本語と似た特徴です。
トルコ語の習得に関してよくある質問
トルコ語習得は難しい?
トルコ語の文字、文法、語順、そして発音の特徴から、日本語話者にとっては比較的習得しやすい言語です。
インドネシア語を習得するより難しいかもしれませんが、中国語やアラビア語を学ぶほどはもちろん難しくありません。もちろん、単語や基本の文法などは時間をかけて勉強する必要がありますが、日本語に似た特徴が多くあるトルコ語を勉強することは、思っているほど難しいことではありません。
トルコ人は外国人に優しい?
トルコ人は一般的に外国人に対してとても親切で、日本のように「おもてなしの文化」(Misafirperverlik)があり、外国人も「ゲスト」として扱われることが多く、家族的な温かさを感じることができます。
トルコ語が話せなくても、現地の人は親切に助けてくれることが多く、ジェスチャーや英語を使ってでもコミュニケーションを取ろうとしてくれます。
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