タイ語は難しい部分と意外とシンプルな部分に分けられます。また、様々な要因によって左右されます。例えば、多言語の習熟度、どのような学習リソースへのアクセスがあるかどうかによっても異なります。
タイ語を勉強するのは難しい?タイ文字や文法は複雑?
これからタイ語勉強を始めようとする人なら、誰もが最初に抱く疑問ですよね。もちろん、人前でタイ語を話す自信がつくまでは、多少時間がかかるのは当たり前ですし、それ相当の努力は必要ですが、タイ人とおおらかにタイ語で会話ができるようになり、自由にタイを歩けるようになりたいですよね。
いくつかタイ語学習の秘訣と一緒におすすめのタイ語学習アプリもご紹介します。
目次
タイ語は難しいの?実はシンプル!
その前に、ちょっと予備知識を。
まず、タイ語は、東南アジアに古くからルーツを持つ、タイ・カダイ語族の言語です。
そのため、タイ語には独自の特殊な書き方があり、異なる音やトーンがあるので、学習当初は全く経験したことのないタイ文字に戸惑うかもしれません。なので、効率的にタイ文字、タイ語の発音を習得するには、ある程度の努力と、そして適切な学習ツールが必要です。
ここで朗報ですが、タイ語の文法は、驚くことに比較的シンプルなのです。他の言語とはそこが異なり、タイ語では物事をシンプルに捉えます。例えば:
- 時制がない: 英語では、動詞を変化させて過去、現在、未来を表します。例えば「run」は過去には「ran」になります。しかし、タイ語では動詞は変わらず、動詞の変形を覚える必要がないのです。ただ動詞を覚えるだけなんて、シンプル!
- 簡単な文型: タイ語の文章は明確で、シンプルなんです。日本語のような助詞(てにをは)もなく、英語と同じ、「主語+動詞+目的語」「I buy a car」です 。しかも、「a」「the」なんかもありません!
- 性別がない: スペイン語のように、単語に男性形と女性形がある言語もありますが、タイ語には、なんとそれもありません。テーブル、椅子や本が、男性か女性かを気にする必要はないんです!
タイ文字や声調がネックだと思われても、タイ語は文法が意外とシンプルで、多くの人がタイ語の勉強を始めようとする理由のひとつでもあります。
タイ語学習が難しいとされる理由:
① 5種類の声調
タイ語には5つの声調(平音、上昇音、下降音、高音、低音)があり、すべての音節が1つずつ発音されます。なので、声調言語を学んだことのない人が聞き分けるには、ヒヤリング練習の積み重ねが必要です。
しかし、中国語ほど、音調は重要ではない部分もあります。例えば、間違ったトーンで何かを言っても、不快な意味にならないことです。しかし、物事をより理解し、正確な意味が相手に伝わるためには、ここは避けては通れません。例えば:
声調 | トーンの説明 | タイ語 | 日本語 |
---|---|---|---|
低い | 安定した低いピッチ | ม้า (マー) | 馬 |
一定 | ニュートラルで均一なピッチ | มา (マー) | 来る |
高い | 安定した高いピッチ | หมา (マー) | 犬 |
落ちる | 高い音から落ちる | แม่ (マェー) | 母 |
上がる | 一定の音から上がる | ไหม (マイ) | 質問系 (例「でしょ?」など) |
このように同じような単語でも、声調によって全く意味が違ってきます。ここをクリアしないことには、タイ人と意思の疎通は大変ですよね。犬、なのに、馬になってしまうんですから。ここでのアドバイスは、声調を後回しにして覚えようとするのではなく、最初にクリアしてしまうことです。
Lingアプリなら、ヒアリングとスピーキング練習、タイ語声調もゲーム感覚で学べます。
② 言語の地域差
タイの国土は日本の1.4倍で、その広大な国土には地域固有の文化、方言があります。ちなみに、タイの人口は日本の約半分です。
南部のタイ語: 海岸のひねり
海上貿易が盛んだった、海に近い南部の地方では、会話は非常に早く、言葉を省略してしまいます。 日本で言ったら大阪弁でしょうか。例えば、「おいしい」と言うとき、彼らは「หร่อย」(ローイ)、ですが、バンコクでは、「อร่อย」(アローイ)と言います。
本当に美味しいときは、南部では「ローイチャンフー」バンコクでは「アロイチンチン」です。
イサーン方言: タイ語とラオス語のミックス
イサーン地方はタイの東北部にあります。ラオスに近いため、イサーン地方には、ラオス語の影響がある独特の方言があります。方言としては最も人気で、タイ全国民の4分の1がイサーン語を話します。
例えば、ほとんどのタイ地域では、「ありがとう」を「ขอบคุณ」(コッブ・クン)と言いますが、イサーン語では「ขอบใจ」(コブ・ジャイ)と言うことが多く、少し違う言い方になります。
中部タイ語: 標準形
タイの中部、特にバンコクのような大都市では、学校で教える標準語としてのタイ語を話します。
こうしたタイ語の異なる話し方や言葉には、タイの豊かな歴史と民族の物語が土台になっていて、日本の独自の方言が存在するのと同様に、興味深いですね。
③ 独特なタイ文字
タイ文字は、他言語とは全く違う独自のアルファベットを使用するので、タイ語の読み書きには地道な練習が必要です。声調の練習と同じように、文字も勉強を先延ばしにするのではなく、最初に集中してクリアしていくことが、実はタイ語習得への近道と言えるのです。
タイ語のアルファベットは44の子音字と32の母音字から成り立ち、最初は難しく感じるかもしれませんが、規則性を理解すると覚えやすくなります。
英語ができるからいいや、と思ってタイに行っても、タイ国内では全ての表記が英語に訳されているわけではないので、やはりタイ文字を習得できれば日常生活もおおいに違うものになるでしょう。
日本語の漢字の量ほど、タイ語では覚える単語は多くないのですが、効果的な覚え方を見つけることが肝要です。
Lingアプリを使うと、スマホ画面に直接手でなぞりながらタイ文字を練習することができ、お手軽にどこでも空いた時間に集中してタイ語の勉強ができるので、正に効果的なツールですよ。
④ 独特なタイ語の単語
音調によって発音が難しくなることもそうですが、それ以外にも難しいことがあります。単語を構成する音の組み合わせが、日本人にとって非常に複雑なんです。
例えば、「laew」(แล้ว)という単語がありますが、この母音の組み合わせは日本人には馴染みのないものです。もっと例を見ましょう:
複雑な部分 | タイ語 | 音訳のバリエーション | 備考 |
---|---|---|---|
音の違い | ข้าว | khao (ご飯), khâo (入る), khǎo (肘), kháo (ニュース) | 同じスペルでもトーンが違えば、 まったく違う意味になる。 |
ユニークな音の組み合わせ | แล้ว | laew (レーオ:既に) | この母音の組み合わせは、 日本人には馴染みのないもの。 |
音訳の欠如 | น้ำ | nam, naam(ナーム:水) | どちらの音訳も「水」を意味するが、 日本語では統一されたスペルはない。 |
似た音、違う文字 | ฝ and พ | fo and po | タイ語のアルファベット:似た音でも 全く違う意味になる。 |
タイ語には公式な音訳がないため、ネットで検索してもスペルが違うものが出てきたりします。タイ語の音訳はあくまで目安ですが、会話をするにあたって最初のうちはとても役立ちます。
発音を上達させる一番良い方法は、タイ人と会話することです。ネイティブのタイ人と話すことで、はっきりとした発音をつかめるようになるでしょう。
⑤ 文章の書き方
タイ語は、文字と発音だけでなく、文章の書き方も独特です。日本語や英語のように、スペースを使って文章を書くのではなく、単語と単語の間には全くスペースを入れないので、単語の区切りがとても分かりにくいのです。タイ語の文章を一見すると、まるでへびが並んでいるように見えてしまうのは、このためです。なので、単語に精通していることが、文章理解には必須となります。
より簡単にタイ語を学ぶための秘訣
タイ語の勉強は楽しいものですが、上記のような理由で簡単というわけではありません。でも、ちょっとしたコツをつかめば、実はシンプルに、もっと楽しくタイ語勉強ができるでしょう。ここで、タイ語を楽しく簡単に学ぶための秘訣をいくつかご紹介します:
- 毎日使う単語から覚えよう:
- 日常的に使える簡単な単語から覚えましょう。「こんにちは」(サワッディー สวัสดี)や「お元気ですか?(クン・サバイディー・マイ? คุณสบายดีไหม)から始めると、会話ができるようになります。
- 絵カードを使いましょう:
- 片面にタイ語、もう片面に絵のタイ語単語帳カードを作り、単語を覚えましょう。このタイ語単語帳で毎日練習することを習慣とすることです。
- タイの歌を聴いたり、タイの番組を見たりする:
- タイの歌やテレビ番組は、タイ人ネイティブが、実際どのような発音で話しているのか、タイ語の聞き取りに役立ちます。今は、日本語字幕があるタイドラマが多いですよね。
- 他の学習者のグループに参加する:
- 同じようにタイ語を勉強している人たちのグループを見つけましょう。質問したり、知っていることを共有したり、一緒に話す練習をすることができます。
- 小さな目標を設定する:
- 一度に全てを学ぼうとするのではなく、ある週は新しい単語を10個覚える、次の週は「こんにちは」と「ありがとう」を練習するなど、少しづつ習得していくことが大事です。目標を達成したら、自分へのご褒美を忘れずに。
- 毎日少しずつ書く:
- 少しづつでも毎日タイ語を書く練習をしましょう。小さな石が、やがては大きな山になるものです。
- 言語学習アプリを使う:
- タイ語の学習に役立つアプリでおすすめなのは、Ling語学学習アプリです。使いやすく、楽しいゲームでタイ語が勉強でき、実際にタイ人ネイティブの会話を聞くこともできます。また、同じ単語が何度も繰り返し表示されるので、タイ語の単語を覚えるのにもとても役立ちます。
学習への道のりは人それぞれです。自分に合った学習方法を見つけ、一貫性を保ち、そのプロセスを楽しむことが、秘訣です。
タイ語の難易度に関してよくある質問
タイ語の語順は日本語や英語とどう違いますか?
タイ語の語順は英語と似ており、「主語+動詞+目的語」の形を取ります。そのため、英語に慣れている人にとっては理解しやすい部分があります。
タイ語はどれくらい勉強すれば話せるようになりますか?
個人の学習スタイルや努力次第ですが、日常会話ができるようになるには3~6か月の学習が必要です。1年ほどしっかりと学習すれば、旅行や日常生活に支障のないレベルに達することが可能です。
タイ語の中で特に難しい部分は何ですか?
多くの学習者にとって最も難しいのは、音調(トーン)の習得です。意味が音調によって変わるため、正確な発音が求められます。これにはネイティブの音を聞きながら練習することが有効です。
Lingアプリ:たったの15分で基礎的なタイ語を習得!
今は、効果的なオンラインツールが入手できる時代となりました。
Lingアプリのような、言語学習アプリがおすすめです。自分のスキルを確かめられるテストやゲームを組み合わせて語学勉強ができるので、タイ語を学ぶには最適なツールです。
しかもこのLingアプリには最先端のAI機能が搭載されているので、独学が難しい発音や会話練習、文字の書き方までも習得可能になっています。そのほか、単語暗記、リスニングなどオールインワンのアプリなので、是非試してみてください。
タイ語を独学で、最短の方法で勉強したいと思っている方は、アプリの詳しい機能についてまとめた記事も是非読んでみてください。
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