タイ語の発音は、44の子音と32の母音で成り立っています。また、重要な5つの声調トーンをマスターすることが必要な言語。
この記事では、音声ガイド付きでまとめてみ他ので、参考にしてください。
気軽に始めたタイ語だけれど、難しそうだから声調はすっ飛ばそうっと!と避けて通ると、結局は後で泣くことになります。というのも、声調言語なので、違う声調・トーンで話すと意味が違い、全く会話が成り立たないのです。
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日本語とタイ語の発音の違い
日本語とタイ語の発音にはいくつかの違いがあります。
- 音声の音素の違い:
- 日本語には「ん」や「っ」といった独特の音素がありますが、タイ語にはそれに相当する音素はない
- タイ語には「อ」や「ฤ」といった日本語にはない独自の音素が存在
- 母音の発音:
- 日本語の母音は比較的平坦で、音の高低変化が少ない。一方、タイ語の母音は音の高低変化が大きく、高い音と低い音の間での変化
- 日本語の母音には「あ、い、う、え、お」の5つがありますが、タイ語の母音は日本語にはない母音を含め、9種類の多様な発音があり、また、2つ以上の母音をつなげたりする
- 子音の発音:
- 日本語の子音は、比較的軽い発音で、舌や唇を使った摩擦音や鼻音が特徴。一方、タイ語の子音は、強い息や喉を使った音が多く、舌の位置や口の形によって発音が変化
- イントネーションの違い:
- 日本語のイントネーションは、比較的均一で、文の終わりに下がる傾向がある。一方、タイ語のイントネーションは、単語や文の意味によって音の高低が大きく変化
タイ語の発音の基本
声調を始める前に、まずは母音と子音の理解から始めましょう!
母音も日本語より多いですが、なにより子音の数字にびっくりしないでくださいね。
子音の発音
タイ語には、正確には全部で44の子音があります。古代に使用し、書くときにしか使用しないものが2つあるため、実際の数字は42。
タイ語の子音の発音は、日本人にはなかなか聞き取れないので発音できないと難しい音があり、有気音、無気音、それに末子音まであります。耳で聞き取れない音というのは、やはり自分では発音できないので、カタカナ変換してみたり、独自のコツを掴んでみて下さい。
タイ語の子音を表すのに一般的に使われているアクロフォニックスというシステムがあり、単語は対応する子音から始まります。これは英語で「FireのF」と習う、フォニックスに対応します。
子音一覧:
母音の発音
タイ語の母音は全部で32種類ありますが、よく使われるのは28種類です。
母音の長さによって長母音と短母音に分かれます。母音の長さは発音に大きな影響を与えるので、それぞれの母音がどのグループに属するか、しっかりと慣れる必要があります。
余談ですが、母音を書き表す場合、通常は母音そのものの前に「サラ」(สระ)という単語をつけて言います。この単語は母音を意味し、子音のような発音記号としては機能しません。
短母音
母音文字 | 母音読み方 | 音声 |
---|---|---|
อะ | sara a | |
อิ | sara i | |
อึ | sara ue | |
อุ | sara u | |
เอะ | sara e | |
แอะ | sara ae | |
โอะ | sara o | |
เอาะ | sara o | |
เออะ | sara oe | |
เอียะ | sara ia | |
เอือะ | sara uea | |
อัวะ | sara ua | |
อำ | sara am | |
ไอ | sara ai | |
ใอ | sara ai | |
เอา | sara ao |
長母音
長母音 | 長母音読み方 | 音声 |
---|---|---|
อา | sara a | |
อี | sara i | |
อื | sara ue | |
อู | sara u | |
เอ | sara e | |
แอ | sara ae | |
โอ | sara o | |
ออ | sara o | |
เออ | sara oe | |
เอีย | sara ia | |
เอือ | sara uea | |
อัว | sara ua |
さあ、ここまで見ると、タイ文字を覚えるのと同時に発音練習をしたほうがいいってわかりますよね。
タイ文字もやっぱり避けては通れないということです!
音声ガイド付き:タイ語の5つの声調・トーン
タイ語の発音において声調(ワンナユック)は重要! 声調を変えると単語の意味が変わってしまいます。
実は、声調はタイ文字から識別することができ、音訳する際には、声調を区別するために4つの声調記号が含まれます。タイ語には、平音、低音、下降音、高音、上昇音の合計5つのトーンがあります。
この5種類には順番があります。平音、低音というように覚えるよりも、数字として第一、第二というように覚えたほうが忘れにくいですし、タイ人も順番で覚えているのでここは注意です。
① 第一声調:平音
単語の発音途中でピッチを変えないように、気持ち普段より高めのあたりで、平行にまっすぐ。ニュートラルな感じ。
音楽で発声練習をしてる感じ。
② 第二声調:低音
低い位置から、そのまま平行にまっすぐ。
考え事をしているときに、「ン―」という音が出ますが、そのあたりの音。
③ 第三声調:下降音
高い位置から下げる。
何か思いついた時、「ああ!」と、高い「あ」から出て下げますが、そんな感じ。
④ 第四声調:高音
高い位置で、ほんの気持ち上げる感じ。
普段の話し方より少し高め。医者に行って舌を出すときに「あー」と言うときのような感じ。
⑤ 第五声調:上昇音
低い位置から上げる。
英語で、相手がお腹が空いたか聞く「Hungry?」では、低い音から急に高く上げて終わりますが、そんな感じ。
タイ語の発音の基礎攻略法
タイ語の発音、母音と子音、そして5つの特徴ある声調をすぐに習得できる攻略法を教えちゃいます。
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- ネイティブスピーカーとの会話:
- タイ語をネイティブスピーカーと実際に会話することで、自然な発音を身につける。言語交換パートナーやタンデム学習を活用し、リアルなコミュニケーションの中で発音練習しましょう。
- 音声記号の学習:
- タイ語の音声記号(カラン文字)を学習し、それに基づいて発音を練習。音声記号を理解することがなによりも重要。
- 反復練習と録音:
- 同じ音や単語を繰り返し練習し、発音を確実にするための反復練習が重要。また、自分の発音を録音して聞き返し、改善点を見つけることも有効。
これらの方法を組み合わせて活用することで、効果的にタイ語の発音を練習してみましょう!
Lingアプリでタイ語発音を簡単にマスター!
さあ、タイ語の音声、聞き取りができたら自分で発音できるようになりますよ。
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