タイ文字、と聞いて、うわっ、となる方もいるでしょうね。
実は、多くのタイ在住者も同じで、タイ語会話はいけますが、タイ文字はねー、っと目が泳ぐ人は多いのです。そんなタイ文字も、実は覚え方のコツさえつかめればなんとかなります!
タイでは、数字さえタイ文字で表す場合が多く、観光場所によっては「タイ人価格」と「外国人価格」があり、タイ語が読めなければ、外国人価格として入場券を購入しなければいけません。
前国王が崩御された時は、プミポン国王のシンボルとして、9の文字が全国内に溢れました。この時期、在タイ外国人は自然に9の文字を覚えたものです。
それでは、タイ語の発声と母音を学ぶためにも、タイ文字の書き方の基本を学ぶことにしましょう!
タイ文字の歴史
タイ語は、実は「アクソーン・タイ」(อักษรไทย)として知られる古いクメール文字から派生したものです。このタイ文字は現在、タイ全土で使われており、近隣諸国でも使われています。この文字は、1283年にラムカムヘン大王(พ่อขุนรามคำแหงมหาราช)によって完成されたと言われています。
一見すると、タイ文字は四角形と丸と線で構成されているように見えるかもしれないですね。
タイ語は左から右に書きますが、文字の並び方によって、文字の上や右を見ないと正しく読めないこともあります。また、タイ語は、伝統的に句読点や単語と単語の間のスペースを使わずに書かれます。どこで区切っていいのかわからないですよね。しかし最近では、句読点が使われたり、単語と単語の間にスペースが入れられたりすることもあります。
アルファベット一覧
タイ語のアルファベットは、全部で72文字あります!
44の子音と、28の母音があり、さらに、3つの子音クラス、12の長母音、16の短母音に分けることもできます。
しかし、怖気づくことはありません!覚えるべき子音は全部で42個です。
6文字(子音2文字、母音4文字)は、古いタイ語の遺物であったり、サンスクリット語やパーリ語からだったりして、もう使われていない文字もあるんです。
タイ語には英語や日本語にはない吸気子音があるため、その音を表す、あるいは再現することが難しいのです。また、英語や日本語にはない難しい発音もあります。いずれにせよ、情報源によっては表記が異なることに留意してください。
そして、タイ文字には、大文字と小文字がないことも特徴のひとつ。文中のどこにあっても同じです。
もうひとつ、タイ語の子音とは、その子音の音で始まる単語を指します。
下の表を見るとわかりますが、結構似ている子音文字があります。兄弟文字みたいにして、グループにまとめて覚えるのもひとつの手です。
母音と発音について
タイ語の発音もとても独特で、母音は28種類あると言われていますが、長母音と短母音グループの組み合わせと考えた方が良いでしょう。実際には全部で32個ありますが、4個は日常的に使われなくなりました。
タイ文字の書き方は独特です。
母音は、必ずしも子音に続いて右に来るとは限らず、子音の上、下、左、右に来ることもあります。また、これらの配置を組み合わせることもできます。そのため、まず子音を覚えてから、これらの文字を認識できるようにし、それから母音を識別できるようにするとよいでしょう。子音は、結局のところ、母音のベースとなるのです。
タイ語で、母音を表す言葉は「サラ」(สระ)です。母音を書き表すときは、それぞれの母音の前にこれを書くのが一般的です。
以下はよく使われる母音の一覧になります。
タイ語の短母音とは:
タイ語の長母音とは:
母音には形を変えることができるものが7つあります。
これは、子音が続く場合に起こるもので、特定の組み合わせで起こりうる混乱を防ぐと同時に、全体としてより明瞭に、より速く発音できるようにするためです。これらは書き方が変わるだけで、発音や声調には影響しません。
その他、上の2つの表でわかるように、タイ語は母音の長さを区別します。つまり、母音の長さで単語の意味が変わってしまうのです。発音する長さについては、もうこれは実際に発音練習しながら覚えるしかありません。
タイ語の句読点は?
タイ語には、句読点はありません。空白の方がよく使われます。カンマも英語と同じですが、括弧や引用符もあります。
他に、タイ語独特の句読点のひとつに「コー・ムート」๛(โคมูตร)があります。この記号は、物語や文書の終わりを表すのに使われます。
アルファベットの重要性
タイ語のアルファベットを学ぶことは、実は、スピーキング、リーディングにも役立ちます。
文字自体が音を示すので、アルファベットを覚えれば、自然に読むことができます。絵本などを読み始めることで、ボキャブラリーも大幅に増えたり、話すことも楽しくなっていきます。
タイでは、レストランや屋台の多くは、必ずしも英語で書かれているわけではありません。旅行者として、観光客向けのものよりも、本格的なタイ文化体験を求めていれば、タイ語を多少読めるようになりたいですね。
タイ文字を即座に覚える秘訣!
残念ながら、一朝一夕にタイ語を習得できる方法はありません。タイ語のアルファベットを覚え、簡単に読めるようになるには、ある程度の時間と努力が必要です。
しかし、そのプロセスをスピードアップする方法はあります。タイ文字の勉強法の工夫ですね。
- 母音の特徴を掴む:母音の長さ、つまり音節をどれだけ長く保持するかによって、単語の意味が変わってくる。
- 文字をグループ分けて覚える: 文字を連想して覚える。例えば、ตという字は、歯に似ているので、歯に見える文字が「dtɔɔ-dtào(ต เต่า)」だと関連づける。
- まず、子音から攻める: タイ語では、子音が母音をくっつけるための土台として機能するので、まず、子音に集中する。子音を識別できるようになれば、母音を簡単に見分けることができる。
- とにかく書く: 手でとにかく書く!文字を見て、次にちゃんと見なくてもかけるように練習を繰り返す。手書きの文字は味があって、上達するにつれて書くことが面白くなる。
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