タイ語を真剣に学びたいのなら、もちろん現地に語学留学することが最速ですね。バンコク、プーケット、パタヤにサムイと、自分の気に入った場所で、現地文化にどっぷりと浸かりながらマスターしましょう。
魅惑のタイを存分に楽しみたい、タイで働きたい、新たな可能性を探したいと、実は世界中からタイに語学留学する人が増えています。
実はタイは、英語の語学留学の穴場でもあり、学習環境も生活環境も魅力的!
そんなタイの語学留学対象の大学や学校の選択肢は多いので、場所や期間、費用やビザ、それにメリットやデメリットなどを考えて選ぶことが重要です。最高の語学留学を実現するためには、情報収集が大事ですね。
それでは、「มาเริ่มกันเลย! マー・リーク・ライ・ロー」 さあ始めましょう!
目次:
タイの語学留学校選びのポイント
タイ語でも英語でも、選ぶ学校によって自分の現地での体験も習熟度の結果も左右されます。
バンコクのような大都市で (1) 日本人が多い都会の生活を楽しみたいのか、(2) プーケット、チェンマイのような人気リゾート地での体験をしたいのか、(3) 短期で集中して学びたいのか、(4) 社会人として時間を有効に使っての学びなのか、(5) または高校生向けのホームステイなどでタイを体験したいのか、など、様々な目標に合わせた選択肢が豊富にあります。
まずは、自分の求める学校を探しましょう。
全くタイに初めて行くので不安がある場合、現地の日本人コミュニティーや、バンコク日本人会、それにFacebookなどのタイ語コミュニティーやグループにコンタクトしてみることで、現地でしか得られないような貴重な情報が得られたり、親切なアドバイスを受けることができます。
現地情報は貴重ですね。
学校のタイプ
タイには、様々なタイプの語学学校があります。大学の付属語学学校、社会人向けの会話中心の語学スクール、中高校生向けの短期留学体験型ホームステイプログラム、ビザを手配する一般の長期短期の語学学校など、自分の目的に沿った学校の情報をまずは収集しましょう。
また、広いタイなので、場所によってまるで体験が違ってきますし、生活費も異なります。メリット、デメリットを考慮して選ぶことが大事です。
バンコクの場合、日本人が多く住んでいてコミュニティーも多いので、例えば日本人会に入ったり、様々な日本人社会の習い事やスポーツを始めたりすると、それなりに日本人のネットワークもできて、就活に役立てることができるでしょう。ソーシャルメディアからの情報が最新です。
プーケットやパタヤ、サムイといったリゾート地の学校の場合、欧米人や他の外国人たちの割合が高いので、彼らとの交流により英語でのコミュニケーションの場を増やすこともできます。
資格のある教師
教師は語学学校の要です。タイの語学学校はピンからキリまであるので、費用や場所だけを優先するのではなく、その学校の教師の質、そして学校自体の情報をしっかりと把握することが大事です。
それには、直接学校とコンタクトを取り、エージェントに任せっぱなしにするのではなく、自分でその学校の評価をしましょう。
例えば、サムイ島のマインド・ユア・ランゲージ・スクールでは、全ての教師が教育の学士号を取得していて、タイ語、英語とイタリア語を、初級から上級まで独自のラーニングメソッドで教えています。
総合的なカリキュラム
そして、一流のタイ語/英語学校には、全ての語学スキル、リーディング、ライティング、スピーキング、そしてリスニングを網羅し、また、初級から上級までの全レベルに対応した総合的なカリキュラムが確立されているはずです。
例えば、チェンマイ大学付属語学学校ですが、この学校のカリキュラムは、ヨーロッパ言語共通参照枠 Common European Framework of Reference for Languages(CEFR)に基づいているとあります。このCEFR基準というカリキュラムを見ても、確固とした大学付属語学学校だという裏付けとなります。
クラスサイズ
もちろんクラスの人数は少ない方が学習しやすく、よりクラス内での練習の機会が増え、モチベーションも上がります。
タイランゲージハットやランゲージエキスプレススクールのような語学学校は、少人数制を採用しています。
小人数のほうが、同じクラス内で親しくなりやすいという面もあり、和気あいあいとした雰囲気づくりを意図しているとも言えるでしょう。
課外活動/カルチャースクール
クラスの他に課外活動を提供している学校も多く、それら課外活動は楽しいだけではなく、普段使いのタイ語/英語を練習するいい機会です。タイの文化も体験することができ、多くの学校では、タイ料理教室や寺院訪問などのアクティビティを提供しています。
また、カルチャースクールとしてタイ語も提供している、タイ文部省認定校のタイ文化交流センターITDAは、特に日本人指導の講習を受けた講師陣が、タイカービング、タイ舞踊、民族楽器、そしてタイマッサージを教えているので、特にタイ文化を体験したい人にはおすすめです。バンコクの日本人街とも知られるスクンビットのソイ39にあるのも魅力ですね。
スタディーツアー
留学ではないのですが、タイでも社会人や大学生向け、中高校生向けの短期スタディーツアーがあります。
ボランティアで行く場合、飛行機代の支援があったり、費用もそれほど高くないので、異文化交流/ホームステイや孤児院ボランティアなどに興味があれば、短期で海外体験ができる有意義なプログラムが様々あります。
タイのおすすめ語学学校TOP10
自分の目的がはっきりし、予算や希望の場所と体験を決めたら、具体的にタイの語学学校を探しましょう。もちろんバンコクのほうが選択肢は多いし、交通も便利ですが、都会の生活になるので他の場所よりも生活にかかる費用は高くなります。
短期なのか、ビザ取得を必要とする長期なのか、将来就活にメリットがあるのか、自分のキャリア作りにデメリットがあるのか、エージェントを使うのか、人気の学校がいいのか、英語も身に着けたいのか、などを把握したら、最も適した学校が絞られてきます。
以下は、おすすめの語学学校のリストです。まだまだ評価の高い学校はあるので、是非楽しみながら情報を集めましょう。
1. Mind Your Language Thailand
まずは2001年から始めている、マインド・ユア・ランゲージ・スクール。美しいリゾート地サムイ島にあるこの学校は、まさに宝石のような学校で、2019年と2020年には『Community Choice Awards』を獲得。タイの語学留学校としても有名です。サムイなので欧米人が多いく、英語の勉強にもいいですよね。
- 長所:
- 少人数制
- 経験豊富な教師陣
- フレキシブルなスケジュール
- 欧米人が多く、英語の練習ができる
- 短所:費用がやや高め
- 場所: サムイ島とコラート、カオヤイ国立公園
- 言語コース:タイ語、イタリア語、英語のコース
<コース料金>(20・30・40時間とパッケージから選択)
- タイ語は30時間・15人グループ:8,900バーツ(296バーツ/時)
- EDビザのタイ語クラス(グループでED取得サポート付):
- 25,000バーツ(6カ月)
- 32,000バーツ(8カ月)
- EDビザの英語クラス(同上):
- 25,000バーツ(6カ月)
- 45,000バーツ(12カ月)
2. Thai Language Hut
次は、大都会バンコクにあるタイ・ランゲージ・ハット。タイ語と英語の主にスカイプによるオンライン授業で、小グループのクラスも可能です。
- 長所: 1対1のトレーニング
- 短所:オンラインなので他の生徒との交流はない
- 場所: スクンビットソイ43,バンコク
- 言語コース:タイ語と英語のオンラインコース
<コース料金>
- 短期コース(30時間):19,500バーツ
- フルコース初級(90時間):51,500バーツ
- フルコース初級中級(180時間):98,100バーツ
- フルコース初級中級上級(270時間):160,000バーツ
3. Language Institute Chiang Mai University
チェンマイ大学付属語学学校
北部の都に位置する、チェンマイ大学ランゲージ・インスティテュートは、アカデミックな環境を求める方には最適。様々なレベルに対応したプログラムと、課外活動や Study Abroad Programもあります。
- 長所: 経験豊富な教師陣、古都チェンマイの美しい土地とアカデミックな環境
- 短所:大学はやや費用が高くなる
- 場所 :チェンマイ
- 平均授業料: 35,000 THB/月
- 言語コース:英語、中国語、日本語、韓国語、フランス語、ドイツ語、イタリヤ語、スペイン語コース
4. Samui Language School
サムイ語学学校
サムイ島でまたもおすすめは、サムイ・ランゲージ・スクールです。主に欧米人に人気があり、リゾート地ならではの環境。
- 長所:
- 少人数制
- 経験豊富な教師陣
- フレキシブルなスケジューリング
- 欧米人が多く英語の練習ができる
- 短所: 値段がやや高い
- 場所:サムイ島
- 平均授業料:30,000 THB/月
- 言語コース:英語とドイツ語コース有り
5. ALA Language School in Bangkok
バンコクの中心エリア、スクンビットソイ13に位置する、ALAランゲージスクールは、3.5カ月から14カ月間のEDビザコースから、20から120時間などのの各レベルクラス、また、ライティングやリーディングに特化したクラスなど、多彩なコースを提供しています。
- 長所 :
- 手頃な価格
- 便利なロケーション
- フレンドリーなスタッフ
- 短所:混んでいる場合が多い
- 場所:スクンビットソイ13(バンコク)
- 平均授業料:25,000THB / 月
- 言語コース:オンラインコースも有り
6. Patong Language School
パトン語学学校
パトンビーチに近いパトン・ランゲージ・スクールは、ビーチやマリンスポーツが好きな人にはまさにおすすめの学校です。リタイヤした欧米人の生徒が多いので、英語での会話練習が期待できます。
- 長所 :
- 少人数制クラス
- 経験豊富な教師陣
- フレキシブルなスケジューリング
- 短所: 値段が高い場合がある
- 場所: パトン、プーケット
- 言語コース:英語とドイツ語のコース有り
<コース料金>
- 基礎クラス(3クラス/週3日・2週間):3,900バーツ
- インテンシブクラス(4クラス/日・週5日・1から24週間):7,500バーツ〜144,000バーツ
7. AAA Thai Language School
AAAタイ語学校
評価が高いバンコクのAAAタイ語学校は、プログラムがしっかりした堅実な学校です。費用もお手頃で、バンコクの中心地域に位置し交通の便も優れていて、都会生活をエンジョイできます。
- 長所 :
- 手頃な価格
- 便利なロケーション
- フレンドリーなスタッフ
- 短所:やや混んでいる
- 場所:バンコク
- 言語コース:タイ語学習への独自のアプローチに重点を置いている
<コース料金>
- フルタイムグループコース(60時間/20日):7,900バーツ
- EDクラス(6カ月):18,800バーツ
- EDクラス(11カ月):36,600バーツ
8. Sandee Thai Language School
サンディー・タイ語学校
バンコクの若者で賑わうRCA近隣に位置する、サンディー・タイ語学校は、ナイトライフも楽しめるので、よりリラックスした環境でタイ語を学びたい方にぴったりです。欧米人も多い。
- 長所:
- 少人数制
- 経験豊富な先生
- フレキシブルなスケジュール
- 短所: やや混んでいる
- 場所:ラマ9,バンコク
- 言語コース:初級から上級まで8から14カ月のコース有り
<コース料金>
- レベル1〜3特別料金(12カ月):30,000バーツ
9. 泰日経済技術振興協会付属語学学校
バンコク、スクンビットのアソークに位置する日本語でタイ語が学べる学校としておすすめです。独自のテキストブックを使用して、経験豊富なタイ人講師が日本語でタイ語を教えてくれるという嬉しいコース。また、タイ人のための日本語コースも提供しているため、他の日本人やタイ人生徒との交流もできます。
タイ語を徹底的に!という人のために、『タイ語1年コース』のプログラムも用意。
- 長所:
- 経験豊富な教師陣
- 便利なロケーション(BTSアソーク駅から徒歩)
- レベル別クラス(グループもしくはプライベート)
- オンライン・出張レッスン可能
- EDビザ発行可能
- 短所:割高な場合がある
- 場所 :スクンビット・アソーク、バンコク
- 言語コース:タイ語&日本語
<コース料金>
- 初級読み書きコース:9,000バーツ(60時間・20回)
- 中級・中上級コース:20,000バーツ(70時間・24回)
- プライベートコース:要相談
- タイ語1年コース:要相談(ビザなどで価格変動)
10. Rak Thai Language School
ラック・タイ・ランゲージ・スクール
最後に紹介するのは、バンコク、プロンチットに位置するラック・タイ・ランゲージ・スクールです。基本的な初級会話から、より高度な上級タイ語の文章構成まで、独自のプログラムで教えています。最高14カ月まで滞在できるEDビザ申請サービスもあり、3か月以上を申し込むと5%の割引があります。
- 長所 :手頃な費用、便利なロケーション、フレンドリーなスタッフ
- 短所:混んでいることがある
- 場所:プロンチット、バンコク
- 言語コース:オンラインコース
<コース料金>
- EDコース(2時間/日・週4日・460時間/年・ビザ申請込み) 60,000バーツ
留学に必要な事前準備
日本からタイにタイ語を勉強するために留学するには、それなりに準備が必要です。費用、ビザ、そしてタイ現地での生活に関して、十分な情報に基づいて準備にはたっぷりと時間をかけてください。
タイ語コースの費用
タイ語学校のコース料金には、学校によって大幅な違いがあります。短期のホームステイプログラムから、一年以上のビザを必要とする長期留学まで、幅広い選択肢があるので、自分の求めるコースに的を絞って比べてみて下さい。
例えば、マンツーマンのタイ人によるタイ語レッスンが、1時間350バーツからありますし、2024年現在、チュラロンコン大学のタイ語コースでは、100時間/30日を1コース期間として、29,500バーツ(教材、オーディオ、活動費、学生証込み)となっています。
オンラインで受け付けをしています。チュラ大は、タイではトップの大学ですが、高いですね。
一般的に長期で申し込むほうが割安となり、教材なども含まれる場合がほとんどです。
タイ留学に必要なビザ
タイに長期留学する場合、教育ビザ(Education Visa)が必要です。
この学生ビザを取得すると、コース期間中のタイ滞在が可能ですが、上記の学校のように、ほとんどの語学学校ではビザ取得のサポートを提供しています。ただし、このビザを持っていても、アルバイトなど働くことはできません。
日本人の場合、現在はビザ無しで30日間のタイ滞在が可能ですが、あくまでも観光目的の滞在です。観光ビザを取得すれば、最大90日間滞在が可能です。
タイ領事館で詳細を確認することが重要です。
タイでの滞在と生活
タイには多様な滞在先の選択肢があります。リーズナブルなアパートから豪華なコンドミニアム、マンスリーマンションや、ホテルでの滞在など、場所と予算によって様々なチョイスがあるので、楽しみながら探すことができます。
大学によっては、独自の学生寮を提供できるところもあり、また、学校によっては滞在先の紹介もしてくれます。必ず問い合わせてみましょう。
生活費は、もちろん場所によって多少の違いはありますが、2024年現在はバーツに対しても円安が進んでいるので、以前よりも日本人にとっては、生活にかかる費用は高くなっています。と言っても、屋台やフードコートでの食費はまだまだ安いので、楽しくやりくりができるでしょう。
交通費に関しては、やはり場所が大きな要因ですが、BTS網が発達し、またタクシーも日本に比べればはるかに安いですし、バイクタクシーもあり、移動に関してはタイは以前よりはるかに便利になりました。
タイの学校関連語彙
ここでちょっと、学校に関したタイ語の語彙をリストしてみました。
「สู้ๆ! スー・スー!」ファイト、頑張れ!
その前にLingアプリで基本的なタイ語を習得!
タイの語学留学へ行く前に、基本的なタイ語をしっかり勉強したいですよね。
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現地留学する前にタイ語の準備をするには、最適な学習ツールだと自信を持って言えます。実は私もタイ語をこのアプリで勉強しました!
Lingアプリの詳しい機能については、別の記事でまとめてあるので、興味のある方は是非。
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