タイ語でフルーツは、「ポ(ン)ラマイ」(ผลไม้)。この記事では、有名なドリアンやマンゴスチンからパパイヤやマンゴーまで、タイのフルーツ名を一覧にしてご紹介します。
タイのフルーツは観光客にも大人気で、地元の人々にとっても欠かせない食材です。タイのフルーツの多様性を楽しみながら、タイ語も学んでみましょう。
それでは、南国の甘い果物リストを楽しんでください。
目次
甘くて爽やかトロピカルフルーツの本場
タイでは、市内通りを歩いていても、バナナの木に緑色のバナナがたわわになっていたり、パパイヤやマンゴーの木を見かけたりします。
カットフルーツが沢山並んだカートを押して歩いているのも、タイならではの光景ですが、スイカ、パイナップル、マンゴー、グワバ、パパイヤなど、一袋40バーツくらい(約150円)で買えます。
そんなフルーツカートのおじさんには、これが欲しいとタイ語で言う必要があります。それでは、タイを代表するフルーツの特徴を説明しながら、タイ語の名前を紹介します。
絶対一度は食べてほしいタイのフルーツ
タイ語でフルーツは、「ポ(ン)ラマイ」(ผลไม้)。
タイでは、生のフルーツをそのままいただくよりも、味付塩などをちょっとつけて食べるのが一般的です。
乾燥チリパウダーに塩と砂糖を混ぜたもの(プリック・グルア พริกเกลือ)から、ナンプラー、パームシュガー、チリを混ぜたもの(ナムプラワン น้ำปลาหวาน)まであり、そのフルーツの味をさらに引き立ててくれます。
それでは、フルーツのタイ語一覧の前に、タイを代表するフルーツをリストします。
ドリアン(果物の王様)
美味しい時期:5月〜8月
タイには、王様と女王様の称号を持つ2つの果物があるのを聞いたことがありますか?その、キング・オブ・フルーツが、ドリアン「トゥリアン」(ทุเรียน)」です。
堪らないほどの刺激的な匂いと、賛否両論ある味で有名ですね。匂いが苦手な人も多いですが、果肉はとてもクリーミーで説明し難い甘さがあります。熱烈なファンも多い反面、大嫌いな人も多いのが、ドリアン。
ドリアンの特徴をリストすると:
- 一度その固い殻をナタで開けて黄色い果肉を出すと、いくらタッパーの中に入れても冷蔵庫内は匂う
- 毎年何人かの外国人が、ドリアンとアルコール飲料を一緒に飲食して、重体か亡くなる場合がある
- ドリアンを食べると、匂いが嫌いな人には察知される
- タイ人は固めのドリアンが好きだが、中華系は(日本人も多い)、ねっとりと柔らいドリアンが大好き
- タイ人は、殻のまま匂いで熟れ方がわかる
マンゴスチン(果物の女王)
美味しい時期:5月〜8月
次は、女王様のマンゴスチン「マンクット」(มังคุด)」です。
紫色の殻を開けるのにはコツがいりますが、中の白い果肉は甘酸っぱくて最高です。
タイでは旬の4月になると、スーパーからマーケットまでてんこ盛りに並べられたマンゴスチンが見られます。
マンゴスチンの果皮にはキトサンが含まれていて、抗菌、抗炎症、抗酸化作用があるため、マンゴスチン石鹸は日本人に人気のお土産です。
ランブータン
美味しい時期:4月〜8月
ランブータン「ンゴー」(เงาะ)」は、長い毛のようなものに覆われた卵型の赤い果皮の果物で、ライチと近縁。
優しく甘い香りで、ほのかに酸味があるスッキリした甘さの、クセになる美味しさです。果肉の中に大きな種があるのですが、その種の周りに渋皮があるでの注意です。
ロンガン
美味しい時期:7月〜10月
龍眼と書いてリュウガンとも言われる、ロンガン「ラムヤイ」(ลำไย)」。
ライチに似ている形状ですが、ジャガイモのような色で、果肉は白く甘酸っぱい。
タイでは、甘いシロップに漬けたロンガンを、たっぷり上に載せたロンガンジュースが人気です。
ドラゴン・フルーツ
美味しい時期:5月〜8月
タイ語で「ゲウマンゴーン」(แก้วมังกร)と呼ばれるドラゴンフルーツ。
果肉が白い品種と赤色の品種の、2種類の赤い皮のドラゴンフルーツがありますが、赤い龍のウロコのような皮からドラゴンの名前がついたと言われています。
サボテン科の果物で、白い果肉は、赤い果肉よりもさっぱりとした甘さ。黄色い皮のドラゴンフルーツも非常に稀ですが、あります。
はっきり言って日本人には物足りない甘さですが、赤い果肉はポリフェノール系の色素なので、服につくとなかなか取れません。さらに、赤い果肉を食べると、次の日にトイレに言ってびっくりするので注意!結構赤色が残ります。
マンゴー
美味しい時期:3月〜4月
1年中食べれるがこの時期が美味しい!
タイでもマンゴー「マムアン」(มะม่วง)は大人気!マンゴーが熟れる前、果肉がまだまだ固いうちから食材に使ったり、そのままタレにつけて食べます。
黄色く熟したら、またまた食べ方が豊富。そのまま熟したマンゴーを食べても最高に甘くて美味しいですが、大人気のタイ料理「カオニャオ・マムアン」(ข้าวเหนียวมะม่วง)は、甘い餅米にマンゴーをのせ、その上からココナツ・シロップをかけて食べます。
タイのマンゴーには様々な種類がありますが、タイで最もポピュラーで日本人にも人気なのは「ナムドークマイ」、「チョークアナン」、そして、青マンゴーでも美味しい「キオサウェイ」ですね。
ジャック・フルーツ
美味しい時期:3月〜6月
ジャック・フルーツ「カヌーン」(ขนุน)は、世界最大の果物として知られています。
その巨大なトゲトゲの殻の中には、小さな黄色い果実が入り組んでぎっしりと詰まっていますが、マーケットに行くと、おばさんたちが果実を取り出しているのをよく見かけます。
黄色い果実は、ほんのり甘くて独特な食べ応えですが、バナナとパイナップルを足して割ったような味です。
グアバ
美味しい時期:9月〜10月(雨季)
グアバ「ファラン(ฝรั่ง)」は、タイ語で西洋人を指す言葉とよく似ていますが、日本人にももちろん大人気ですね。
果肉が白肉系と赤肉系があり、赤い方が高価です。グアバは、熟していないと美味しくないですが、タイではグアバジュースとしてよく飲まれています。
ビタミンCが豊富で、グアバ茶は食後高血糖抑制効果があるとされています。
パパイヤ
美味しい時期:11月〜2月(乾季)
パパイヤ「マラコー(มะละกอ)」は、タイには豊富にあり、食べ方も様々。
未完熟の青いまま野菜のようにソムタム(青パパイヤサラダ)にしたり、もちろん完熟のパパイヤはそのまま食べて、甘いスナックとして最高です。
パパイヤ葉茶も抗酸化作用や抗がん作用があるとして、日本人に人気です。
ポメロ
美味しい時期:8月〜11月
ポメロ「ソムオー(ส้มโอ)」は、グレープフルーツの巨大版のような果物。
実は、味もグレープフルーツに似ていますが、ポメロの方が酸っぱくなくて、食べやすい優しい甘さです。ポメロのソムタムも爽やかで、暑いタイでは食べたくなる逸品。
画像のポメロは赤色のポメロですが、薄い黄色のポメロもあります。赤いポメロの方が柔らかくて甘くて美味しいです。
パイナップル
美味しい時期:3月〜6月(暑季)
一年中食べれるフルーツですが、この時期は、タイで一番暑い期間とされ、パイナップル「サッパロット」(สับปะรด)がとっても甘くてジューシーなんです。
タイでは小ぶりのパイナップルも有名で、こちらの方が見た目も可愛くて甘いので、ぜひお試しあれ。
タイでは、ミニサイズのパイナップルもあり、これがすっごく甘いので是非市場などで試してみてください。
スイカ
美味しい時期:11月〜4月
タイのスイカ「テンモー(แตงโม)」は、日本に比べてかなり安いのですが、それほど甘くありません。
ですが、スイカジュースは「テンモーパン」と言って、シロップと一緒に氷をかなり入れてミキサーにかけるので、暑いタイでは最高に美味しくリフレッシュするドリンクです。
スイカは一年中美味しいですが、是非この時期に食べてほしいです。より甘いスイカが楽しめます!
ライチー
美味しい時期:4月〜6月
この時期はライチーが旬を迎え、果実が甘くジューシーで最高の状態になります。
特に北部地方(チェンマイやランパーン)や中部地方が主な産地で、山地の涼しい気候と豊かな土壌のおかげで高品質なライチーが収穫されます。
果皮は鮮やかな赤色で、中の果肉は白くジューシー。甘みが強く、ほのかな酸味があり、暑い時期にぴったりの爽やかな味わいです。
マヨンチッド
美味しい時期:3月〜4月
タイ語で มะยงชิด、英語名は:Marian Plum または Maprangと呼ばれています。このフルーツは、この2ヶ月でしか食べられない期間限定果実です。
見た目は、オレンジ色の小さなマンゴーのような形をしており、熟すと鮮やかな色になります。味は、甘みが強く、ほのかに酸味があり、ジューシーでなめらかな食感が特徴。
この時期タイでは、マヨンチッドをケーキやゼリーなどデザートにして食べる場所が多くみられます。
タイフルーツのタイ語の名前一覧
では、上記のタイフルーツの名前をタイ語で一覧にするので、音声も聞いて練習しましょう。
よくある質問Q&A
ドリアンの匂いはきついですか?
はい、ドリアンの匂いは非常に強く、特徴的です。
良い匂いだと感じる人もいれば、強烈で不快だと感じる人の多くは、腐った玉ねぎやガスのような臭いだと言います。タイではその強烈な匂いのため、公共交通機関やホテルなどでは持ち込みが禁止されています。
マンゴーの美味しい食べ方は?
一番シンプルで美味しい食べ方は、マンゴーをそのまま食べることですが、マンゴースムージー、マンゴーサラダ、マンゴーアイスクリーム、マンゴーライス、マンゴーのジャム、ドライマンゴーなど、豊富な楽しみ方があります。
タイでのバナナの食べ方は?
タイではバナナの食べ方がとても多様で、多種のバナナを使います。
バナナを使った揚げ物の「カオ・ネーオ・グルアイ・トート」、バナナの揚げ餅 「グルアイ・ケーク」、バナナのデザートの「カノム・グルアイ」、「グルアイ・ボワッチ・チー」などがあります。
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