マレーシアの大きな魅力の一つに、英語力が高い多言語社会だということがあります。
公用語はマレー語ですが、準公用語は英語で、特にビジネスと教育現場では英語は必須です。シンガポールの隣国で、このように高い英語力を誇るマレーシアを留学先に選ぶ日本人も増えています。
ここでは、マレーシアの英語レベルとその特徴、留学先としてのマレーシアの魅力を探り、また、今や人気のオンライン学習ツール、Lingアプリの楽しい学習体験を、紹介提案していきます。
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それではマレーシア人の英語力について、マルチリンガルの秘密、マレーシア英語(マングリッシュ)の特徴について、見ていきましょう。
目次
マレーシア人の高い英語力
2023年の、英語を母国語としない国対象の国際的な調査(EF English Proficiency Index 英語能力指数)によると、アジアでは、1位シンガポール(オランダに続いて世界2位)、2位フィリピン(世界20位)に続いて、マレーシアは3位(世界25位)です。
(ちなみに、この後、香港(29位)韓国(49位)ですが、この77カ国ランキングに日本は入っていません。)
マレーシアでは、英語が事実上の第二言語。
マレーシアはイギリスの植民地だった歴史があるため、英語教育が広く普及し、特に都市部では多くの人が流暢に英語を話し、観光業やビジネス業界ではほぼ全員が英語でコミュニケーション可能。
政府機関の公式文書やビジネス文書も多くが英語を使用し、都市部を中心に英語が一般的に通じるのです。
マレーシアの英語教育
マレーシアの学校教育では、マレー語が公用語として主要科目ですが、英語教育を非常に重視しています。
特に中等教育や高等教育では、理系科目(数学や科学)を英語で教える学校も多く、英語での学習が進んでいます。大学では英語の講義も多く、留学希望者や国際的なビジネス環境でのキャリアを目指す学生にとって英語力が必要不可欠です。
また、家庭での英語教育に対する関心も高く、小学校に入る前から英語スクールに通わせたりしています。ゆくゆくはシンガポールで仕事をさせたいという狙いも、少なからずあります。
留学先としてのマレーシアの人気
世界で2位の英語力を持ち、シンガポールの隣国という魅力もあるマレーシア。
マレーシアの大学の学費も生活コストも、欧米やシンガポールに比べて低く、日本よりも生活費は安くすむという魅力があるので、留学先に選ぶ日本人が増えています。
何よりも同じアジア人だという安心感もありますね。
日本との関係
日本とマレーシアの関係は、歴史的に長く、経済面や文化面で強い結びつきがあります。
日本企業が多く進出し、クアラルンプール、ジョホールバル、ペナン、そしてコタキナバルには日本人学校もあり、観光やビジネスにおいても、日本人とマレーシア人の交流は増えていて、互いに親しみやすい環境が整っています。
マレーシアで英語学習するメリット
マレーシアは、英語力を高めるだけでなく、アジアの多文化社会での生活体験が得られる理想的な語学留学先です。
日本との強い関係や、日本人にとって親しみやすい環境も整っていて、費用対効果も抜群だと言えます。また、現地での英語学習を通じて、実践的な英語力や異文化に対する理解力が身につき、これは実社会で非常に有利なスキルです。
日本人にとってのマレーシアの魅力
ここ数年、日本人にとって語学留学先としても注目を集めてマレーシアは、教育水準が高く、実践的に英語が広く普及していることが大きな魅力です。
欧米に比べて距離的にも近く、多民族国家なので、お互いを理解する包容力もありますし、多言語社会で生活することは非常にメリットが多く、グローバルな理解力が養われます。
また、日本人は英語のリーディングやライティングはできても、会話スキルが低いのですが、この英会話スキルは現地で生活することで自然に磨いていくことができ、英語が「通じる」、そして「話せる」という自信がつきます。
マンレーシアには観光地も多く、そして隣国シンガポールには数時間で行け、さらに英会話力を試すことができる、という利点もあります。
マレーシア英語・マングリッシュの特徴
そんな英語力の高いマレーシアですが、実はその英語は実に独特なマレーシア固有の英語なのです。
シングリッシュはシンガポール独自の「お国言葉」、マングリッシュはマレーシアの多民族共生の「コミュニケーションツール」としての特徴があります。
マングリッシュは、文法や語彙にマレー語、中国語、タミル語の影響が強く現れた英語で、日常会話やカジュアルな場面で主に使われます。
そのマングリッシュの主な特徴は:
語尾詞の使用
「lahラ」などの語尾詞が文の最後に付けられる。
「Can lah! キャン・ラ」(大丈夫だよ!)、「OKラ!」「No Problem ラ!」のように、強調したり親しみを込めたりできる表現と言える。
語彙の混合
英語にマレー語、中国語、タミル語などの単語が混ざって使われる。
例:「Let’s go makan!」(「makan」はマレー語で「食べる」)
文法の省略と簡略化
最もマングリッシュな特徴が、英語の文法が簡略化されたり、主語や助動詞が省略されること。
単に「Already」を文末に使うことで過去形にする例も多い。
例:
日本語 | マングリッシュ | 標準英語 |
---|---|---|
もう食べた? | You eat already? | Have you eaten, yet? |
パーティーにくる? | Coming to the party? | Are you coming to the party? |
もう店に行ったよ | I go store already. | I went to the store already. |
行きたくないんだよ! | Don’t want to go lah! | I don’t want to go. |
マレーシア人がマルチリンガルな秘密
マレーシア人のほとんどが、子供でも中国語、マレー語、英語の3ヶ国語は話せます。ちなみに、私の父もマレーシア人なのですが、なんと7ヶ国語(マレー語、中国語、英語、広東語、閩南語、タイ語、日本語)をネイティブのようにコミュニケーションできるんです(私は英語、日本語、タイ語と中国語を少し)。
そこで、7ヶ国語をマスターした父にどうやって多言語をマスターしたのか?どういう感じで頭の中を整理して言語を分けているのか?など聞いてみました。
多言語習得に1番大切なのは、「その言語を話さなければいけない環境を作ること」だそうです。マレーシア人は中国語、マレー語、英語を話さなければいけない環境の中育つので、自動的に3ヶ国語を習得できちゃうそうです。また、子供の時にマルチリンガルになっておくことで、多言語を学ぶことに慣れ、抵抗が全くなくなるそうです。
なので、私の父もタイでビジネスは始めることになった時は、たったの1年でビジネスタイ語を習得し、今ではネイティブのように話せます。
マルチリンガルになりたい!という人は、特定の言語を学びたい国もしくは友達など、その言語を話さなければいけない環境を作ることが大事ですね。
マレーシア言語と多言語事情について書いた記事もあるので、是非読んでみてください。
よくある質問と答えQ&A
マレーシアの言語事情は?
マレーシアの公用語のマレー語、準公用語の英語、そして中国語(北京語、広東語、福建語など)とタミル語が、日常的に使用されています。
マレーシアでの英語の重要性は?
英語はマレーシアでは準公用語で、ビジネスでは必須言語であり、また、マレー系、中華系、インド系が混在する多言語国家の円滑な共生のための「コミュニケーションツール」でもあります。
マングリッシュとは?
マングリッシュは、文法や語彙にマレー語、中国語、タミル語の影響が強く現れたマレーシア独自の英語で、日常会話やカジュアルな場面で主に使われます。「キャン・ラ!」のように「ラ」を語尾に付けたりする特徴があります。
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