マレーシアのお酒文化は、日本とは違い、宗教や民族の多様性によって大きく影響を受けています。マレーシアはイスラム教が国教であり、イスラム教徒であるマレー系の人々はアルコールを摂取しないことが基本です。
一方、マレーシアには中華系やインド系のコミュニティもあり、彼らの間ではお酒が自由に愉しまれています。
現地で楽しく飲むには、やはりマレー語を少し覚えておいた方がいいですよね!
そこで、基本的なマレー語を学ぶおすすめの学習ツールとして、Lingアプリを紹介しながら、今回の記事では、そんなお酒事情を詳しく見てみると同時に、お酒に関連したマレー語をまとめます。では、始めましょう!
目次
お酒関連のマレー語一覧
早速、お酒に関したマレー語を紹介します。どんどん使って、現地の人と乾杯しましょう!
日本語 | マレー語 | カタカナ発音 |
---|---|---|
お酒 | Arak | アラック |
アルコール飲料 | Minuman keras | ミヌマン・クラス |
乾杯 | 飲勝(広東語) | ヤムセン |
飲み仲間 | Kawan minum | カワン・ミヌム |
バー/パブ | Bar/Pub | バー / パブ |
ハッピーアワー | Jam gembira | ジャム・ゲンビラ |
飲みましょう | Mari minum | マリ・ミヌム |
こちらでお酒を飲めますか? | Bolehkah minum arak di sini? | ボレカ・ミヌム・アラッ・ ディ・シニ? |
一杯目をおごります | Saya belanja minuman pertama | サヤ・ベランジャ・ミヌマン・プルタマ |
もう一杯 | Satu lagi | サトゥ・ラギ |
ほろ酔い気分 | Sedikit mabuk | スディキッ・マブッ |
水をいただけますか? | Boleh saya dapatkan air? | ボレ・サヤ・ダパッカン・アイル? |
飲み過ぎました | Saya minum terlalu banyak | サヤ・ミヌム・テルラル・バニャッ |
お酒は好きですか? | Adakah anda suka arak? | アダカ・アンダ・スカ・アラック? |
日本酒は好きですか? | Adakah anda suka sake Jepun? | アダカ・アンダ・スカ・サケ・ジェプン? |
マレーシアのアルコール飲料について
さて、マレーシアのお酒についてです!ビールが好きな人も、ウイスキー通の人も、マレーシアでももちろん楽しめます。ホテル、レストラン、カフェでも飲むことができますし、スーパーでも購入可能ですが、日本よりも酒税は高いので、日本のビールやお酒の価格は約3倍です。
マレーシアビールなどもありますが、日本からマレーシアに入国の際に、お好きなお酒を免税範囲内で持ち込みましょう。
ビール(Bir)
まずはビールから。ビールは間違いなくマレーシアでも最も人気のあるアルコール飲料です。タイガー・ビール、カールスバーグ、アンカー・ビールといった銘柄が人気。
もっと強いビールをお探しなら、アルコール度数7.5%のアンカー・ストロング・ビールをお試しください。
ワイン(Wain)
ワインは、ビールに比べて一般的に飲まれることは少ないですが、専門店やレストランでは、例えばオーストラリアワイン「ジェイコブス・クリーク」のようなワインをオーダーできます。
また、サバ州やランカウイ島などではブドウ園ができ、地元のワイン生産も推進しています。
ウィスキー(Wiskey)
ウイスキーもまた、強くて滑らかな飲み物を好む中華系マレーシア人に人気のある選択肢。ジョニーウォーカー、シーバスリーガル、マッカランなど様々な銘柄があります。
クアラルンプールやペナンなどの主要都市には、ウイスキー・バーが多いので、ウイスキー愛好家なら、クアラルンプールのザ・ウイスキー・バーのようなバーをチェックしてみてください。
ラム酒(Rom ロム)
ラム酒は多くの熱帯地域の定番ですが、マレーシアも例外ではありません。この国には植民地時代にさかのぼるラム生産の豊かな歴史があり、キャプテン・ワトソンやサイム・ダービーといった地元ブランドがあります。
カクテル(Koktel コクテル)
マレーシアにも日本同様、地元の味と国際的なテクニックを融合させた活気あるカクテル文化があります。
米などからの蒸留酒 (Tuak トゥアック / Arak アラック)
トゥアックは、発酵させた米や椰子の汁を使った伝統的なお酒で、サラワク州のイバン族やビダウ族の人々が愛飲していますが、マレーシア全土でも飲酒可能。甘くてほのかな酸味があり、伝統的なお祝いの席で飲まれます。
一方、アラックはココナッツの花の樹液やサトウキビを発酵させた蒸留酒。マレーシアの農村部、特にサバ州の中華料理店や東南アジアの他の国々でも見かけます。
マレーシアのノンアル・ドリンク
マレー人の大半はイスラム教徒で、イスラム教では飲酒は禁じられています。なので、独自のノン・アルコール飲料があります。
Teh Tarik(テー・タリック)
まずは世界でも有名なテー・タリック。マレーシアの伝統的なミルクティーで、紅茶と練乳を使い、泡立てるように高く注ぎます。甘くて美味しいですよね!
Air Mata Kucing(アイア・マタ・クチン 猫の涙)
冷たいライチ風味のドリンクで、直訳すると「猫の涙」。実際の猫の目から作られているわけではないのでご安心を!リュウガン果実、乾燥冬瓜、氷砂糖から作られ、甘いのが特徴です。
Bandung(バンドゥン)
甘くてクリーミーで、イスラム教徒が断食を断ち切るラマダンの時期に人気の飲み物バンドゥンは、エバミルク、ローズシロップ、水から作られ、ピンク色をしています。
Cendol(チェンドル)
最後にチェンドル。ココナッツミルクとパームシュガーで作られた冷たいデザートドリンクで、緑のゼリー状の麺が特徴です。甘くてさっぱりしていて、マレーシアの屋台やデザートショップでよく見かけます。
マレーシアの飲酒規制
マレーシア政府は、アルコール問題対策に真剣に取り組んでいます。以下、主な規制をリストします。
- マレーシアの法定飲酒年齢は21歳。
- 礼拝所、病院、教育機関の近くなど、特定の場所ではアルコールの販売が禁止。
- イスラム教の聖なる月であるラマダンの期間中など、特定の時間帯はアルコールの販売が制限されている。
- マレーシアでの飲酒運転は違法で、血中アルコール濃度(BAC)の法定限度は0.08%。
- 路上や公園など公共の場での飲酒は違法。公共の場でのアルコールの所持は禁止されており、摘発された場合は罰金や禁固刑が科されることもある。
これらの規制はマレーシアの州や地域によって異なる場合があるので、現地の法律を確認することをお忘れなく。
マレーシアのお酒事情に関してよくある質問
マレー語でお酒とは?
マレー語でお酒は「Arak(アラック)」または「Minuman keras(ミヌマン・クラス)」です。マレー人はイスラム教で飲酒が禁じられていますが、中華系マレーシア人は飲酒が盛んで、「ヤムセン!」と乾杯して楽しみます。
マレーシアのアルコール消費量は?
非マレー人(Bukan Melayu)の人口おおよそ30%(主に中国系、インド系、その他の少数民族)で主に飲酒されていますが、2024年の世界アルコール消費量ランキングで、マレーシアは155位。ちなみに、お隣のシンガポールは130位、中国93位、日本は59位です。
主に人気のアルコール飲料は?
マレーシアでは、ビールが最も一般的で人気のあるアルコール飲料ですが、ラム酒やウイスキー、カクテルなども広く楽しまれています。特にクアラルンプールや観光地では、国際的なブランドから地元の伝統的な飲み物まで多様な選択肢が提供されており、外国人旅行者にも人気です。
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というわけで、マレーの飲酒文化に関する完全ガイド、いかがでしたか?
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