モンゴル語の簡単な文の基本文型は、日本語と似た部分があり、日本語の文章の各単語の位置にモンゴル語の単語を置き換えても意味が通じるという、日本人には嬉しい特徴があります。ですが、日本人には難易度の高い言語の一つです。
日本人にはモンゴル人の相撲の活躍で親しみやすい印象のあるモンゴルですが、そのモンゴル語の難易度の高い特徴を考慮した、効率的な勉強法を考えてみましょう。
モンゴル語の豆知識
モンゴルの首都はウランバートル。モンゴルは、中国とロシアに挟まれ、国連加盟国の中で最も人口密度が低い国(国土の5分の4が草原)ですが、95%の国民が話す公用語がモンゴル語です。
モンゴル語の発音は、日本人が普段使わない発声の仕方があったり、日本語に比べると母音も子音も多く、それに、非常に独特な「女性母音」「男性母音」「中性母音」があります。「女性母音」は口をはっきり開けないで発音し、「男性母音」ははっきりと発音、また「中性母音」は、その中間での発音です。ネーミングが面白いですね。
文法は、単純な文章の組み立ては日本語に似ていますが、ちょっと複雑な文章になると全く構造を変えなければならなくなり、なかなか一筋縄ではいかない難易度の高さが出てきます。
文字は、縦書きの伝統的なモンゴル文字がありますが、現在はキリル文字を基にした表記法です。
モンゴル語の難易度が高いとされる3つの特徴
上記からも、日本人にとってモンゴル語を深く習得することは「難しい」ですが、モンゴル語の特徴を知って、そこからより効率的な勉強法を探っていくのが、今回の目的です。
日本人にとっては英語も習得が難しい言語と言えるので、ここは挫けずに、まずモンゴル語習得が難しいとされる特徴を理解しましょう。
①モンゴルの文字事情
モンゴルが以前ソビエト連邦の支配下にあった時から、表音文字であるキリル文字が使われてきていますが、モンゴル政府は、モンゴル文字を2025年から公文書でキリル文字と併用することを目指しています。ですが、モンゴル語は縦書きなので、横書きにできないという難点があり、完全に移行するには時間がかかるでしょう。
- モンゴル文字(縦書き):モンゴル帝国の時代から使用されている文字で、ウイグル文字が元。縦書きが特徴で、内モンゴル自治区で現在も使用。
- キリル文字:ロシア語のキリル文字に基づき、モンゴル語の ө と ү の2つの母音字を追加したもの。
②複雑な発音
日本人がモンゴル語の発音で難しいと感じる部分は主に次のとおりです。
- 喉音の発音:モンゴル語の、喉からの発声音(例えば、x や r の喉音)が日本語にはなく、喉から出す発声方法を習得する必要がある。
- 母音の長短の区別:母音の長短が意味の違いを生じさせる。日本語にも長短の母音はあるが、モンゴル語のように明確には発声し分けないので、この区別が難しい。
- 母音調和:母音調和の法則があり、同じ単語の中で、前舌母音と後舌母音を混在できない。この母音調和も日本人にはハードルが高い。
- 日本語にはない子音:「ц」(ts)、「ч」(ch)、「ж」(j)、「ш」(sh)などの子音は、日本語には存在しないので、日本人には発声は難しい。
- 強調やイントネーションの違い:日本語の平坦なイントネーションとは異なり、モンゴル語には強調やイントネーションの違いがある。
③学習の限られたリソース
英語や韓国語、そして中国語などと違って、モンゴル語には教材や語学スクールなどの学習リソースが限られています。これはモンゴル語を学習する上で難しい点のひとつですよね。
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日本語とモンゴル語の違い
上記のように、単純な文章での日常会話では、日本語と文型が似ているので、簡単に単語を並べてコミュニーションが取れます。ただ、英語に親しんでいる日本人には、ロシア語を基にしているキリル文字は一から勉強しないといけないですね。モンゴル語にはロシア語の強い影響があります。
また、文化的な違いなどから、モンゴル語を直訳してそのままで意味が通じるわけではない場合があり、日本語からモンゴル語とその逆の翻訳も難しくしています。
そして日本語は、音節構造が単純で、発音も比較的平坦ですが、モンゴル語は、音節構造が複雑で、母音の長短・調和、そして喉音があります。
モンゴル語を効率的に習得する勉強方法
さて、モンゴル語の特徴を理解したところで、効率的に勉強する方法が見えてきますね。日本人に難しいだろうとされる上記のようなポイントをどう攻略したらいいでしょうか。
効果的な勉強法
- 基礎の確立:キリル文字のアルファベット、基本の発音・発声方法をネイティブ音声で練習する。
- 文法の理解:基本文法とその例文を練習・暗記。
- 語彙の増強:日常会話で使われる単語とフレーズを中心に覚え、テーマやトピックで実際に使う。
- 実践的な練習:ネイティブスピーカーとできるだけ会話し、練習する。
まとめ:
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