日本人にとってフランス語は難しいと感じる点は文法や発音で、特に発音の難しさ、名詞の性別、動詞の活用などが挙げられます。
難しすぎると思っても、その理由となるフランス語の特徴を理解して、継続的な学習と実践を通じて使いこなすことが可能となります。本当にできるのか、と不安を感じても、今回ご紹介する英語と似た単語を見れば、意外と親近感が湧くでしょう。
この記事では、フランス語の学習前に知っておきたい特徴を6つご紹介すると同時に、おすすめの学習ツールもご紹介します。
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目次
意外と英語にとても近い!

実は、フランス語は英語にとても近いんです。
どれくらい似ているかというと、約45%の英単語はフランス語から派生していて、政府や法律、料理、芸術などの分野ではフランス語が使われることが多いのです。これだけ大量に英語に近い単語があると、親近感が沸きますね。
単語例:
| 日本語 | フランス語 | 音声 |
|---|---|---|
| ブティック | Boutique ブティック | |
| 日付、デート | Date ダート | |
| 画像、映像 | Image イマージュ | |
| 自然、性質 | Nature ネチューア | |
| サンドイッチ | Sandwich サンドイッチ | |
| ラジオ | Radio ラジオ | |
| レストラン | restaurant レストロー | |
| メニュー | menu ムニュ | |
| 美しさ、美容 | beauté ブティ |
ちなみに、なぜとても似ている言葉があるのかというと、その理由は1066年のノルマン・コンクエストに遡ります。ノルマンディー公ウィリアム1世がイギリスを征服したことで、英語の語彙にフランス語が大量に取り入れられました。
【特徴1】フランス語の発音の難しさ
日本語とフランス語では、音の種類や発音の仕方が大きく異なります。
フランス語には日本語にない音が多く、特に「鼻音」や「無声音」の発音が日本人には苦手なところです。
鼻音
フランス語では、特に鼻から発音する「鼻音」が多いのです。
日本語には存在しない音なので、とても難易度が高い点です。例えば、以下の単語では、母音に鼻にかかる音が発生します。
| 日本語 | フランス語 | 音声 |
|---|---|---|
| ワイン | vin ヴァン | |
| パン | pain パン |
これらの単語は、鼻にかかった「アン」の音で発音しますが、日本人にとっては「アン」と言っても、どこか「ン」に近い発音で、鼻に響くような感覚を意識するといいです。
無声音
フランス語の発音の中には、日本語の発音とは異なり、無声音(音声が聞こえない)で音が消えることがあります。例えば、単語の最後に「e」や「s」などがついている場合、その音は発音しません。
| 日本語 | フランス語 | 音声 |
|---|---|---|
| ホテル | hôtel オテル | |
| あなたたち | vous ヴ |
「hôtel」の最後の「l」や「vous」の最後の「s」は発音しません。「オテル」や「ヴ」という音だけが残ります。
省略された音やつづり
英語も同様ですが、フランス語でも、音や文字が省略されることがよくあります。これを「リエゾン」と呼びます。
日本人が聞き取りにも苦労するところですが、単語の語尾の音が次の単語に引き継がれます。リスニング練習を重ねることで耳が慣れれば、個別の単語を識別できるようになります。
- vous avez(ヴ・ザヴェ):あなたは持っています
このように、「vous」と「avez」の間で「s」の音が省略され、次の音に引き継がれます。

【特徴2】フランス語の文法の難しさ
フランス語の文法は、日本語と大きく異なり複雑です。
特に、動詞の活用や名詞の性別、冠詞の使い方などが難易度が高いところです。
名詞の性別(男性名詞と女性名詞)
フランス語では、名詞に性別があり、男性名詞(le)と女性名詞(la)がありますが、日本語にも英語にも名詞に性別がないため、難しい理由の一つです。
例えば、「本」や「机」という単語でも、性別が異なります。
- le livre(ル・リヴル) – 本(男性名詞)
- la table(ラ・ターブル) – 机(女性名詞)
フランス語以外でも、ドイツ語、スペイン語、イタリア語などは、特に文法的に性別の概念が強い言語です。
動詞の活用
フランス語の動詞は、主語や時制(英語より多い)に応じて活用が変わり複雑です。
規則動詞と不規則動詞があり、不規則動詞は一つ一つ活用を覚える必要があります。代表的な不規則動詞として、「être(である)」「avoir(持つ)」「aller(行く)」「faire(する)」などがあります。
例えば、「行く aller」は、活用が以下のように変化します。
| 日本語 | フランス語 | 音声 |
|---|---|---|
| 私は行く | je vais ジュ・ヴェ | |
| あなたは行く | tu vas チュ・ヴァ | |
| 彼/彼女は行く | il/elle va イル/エル・ヴァ | |
| 私たちは行く | nous allons ヌ・ザロン | |
| あなたたちは行く、またはあなたは行く | vous allez ヴ・ザレ | |
| 彼ら/彼女たちは行く | ils/elles vont イル/エル・ヴォン |
動詞の時制
フランス語では、動詞の活用が時制によっても変化します。
代表的な時制には以下がありますが、英語より多いですね。
| 現在形(présent) | 現在行っていることを示す |
| 過去形(passé composé) | 過去に起こった出来事を示す |
| 未来形(futur simple) | 未来の出来事を示す |
| 条件法(conditionnel) | 条件付きで行うことを示す |
| 接続法(subjonctif) | 願望、感情、義務などを示す |
【特徴3】語順と否定形
日本語の語順は、主語-目的語-動詞ですが、フランス語は基本的には英語と同じで「主語-動詞-目的語(SVO)」です。
形容詞の位置や、否定形の使い方が英語とは異なるところがあります。
形容詞の位置
フランス語でも形容詞が名詞の前に来ることが一般的ですが、意味によっては後ろに来ることもあります。
- un grand homme(アン・グラン・オム):偉大な人(形容詞が名詞の前)
- un homme intelligent(アン・オム・アンテリジャン):賢い人(形容詞が名詞の後)
否定形の使い方
フランス語の否定形では、必ず「ne」と「pas」が使われます。
「ne」は文中で動詞の前に置き、「pas」は動詞の後ろに置きます。
- Je ne parle pas français(ジュ・ノ・パル・パ・フランセ):私はフランス語を話しません。
日本語では「話さない」という形ですが、フランス語では「ne…pas」と、二重否定の形で使われるため、慣れるまでは難しいですね。

【特徴4】フランス語のアクセントと文字
アクセント記号とつづり
フランス語にはアクセント記号が頻繁に使われます。これも英語にはないものです。
アクセント記号はフランス語の綴りにおいてとても重要で、同じ単語でアクセント記号が異なれば意味が変わることもあります。
アクセント記号例:
| アクセント記号 | フランス語 | 音声 |
|---|---|---|
| é(エ) | été エテ 夏 | |
| è(エ) | très トレ とても | |
| ê(エ) | forêt フォレ 森 |
【特徴5】同音異義語が多い
日本語にもありますが、フランス語には多くの同音異義語(発音は同じで意味が異なる単語)が存在します。以下にいくつかの例を挙げます。
| フランス語 | 音声 | 日本語 |
|---|---|---|
| ver ヴェール | 虫、ワーム | |
| vers ヴェール | ~の方へ、~に向かって (前置詞) | |
| sait セ | 知っている (動詞savoirの三人称単数形) | |
| set セ | セット、配置 | |
| mer メール | 海 | |
| mère メール | 母 | |
| maire メール | 市長 | |
| celle セル | それ (女性単数形の指示代名詞) | |
| sel セル | 塩 | |
| chou シュ | キャベツ、またはかわいい (愛称として) | |
| chou シュ | シュー(お菓子) |
【特徴6】フランス語の数字
日本の数字は比較的規則的ですが、フランス語の数字は複雑なんです。
特に20以上の数字が独特で、20から29、70から79、80から99までの数字は覚えるのに注意が必要です。また、100や1000といった数には特有の変化があり、基本的な文法ルールに従って数字が変化します。
フランス語の勉強には、これら数字にも慣れる必要があります。
フランス語に慣れるには学習ツールに工夫を!

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別の記事で、フランス語を日本語で学習できコスパが良いアプリを紹介した記事もあるので、是非参考にしてみてください。
フランス語は難しいのかについての質問と答えQ&A

フランス語が難しい理由とは?
フランス語は、日本語と文法や発音が大きく異なるため、日本人にとって難しいです。
特に名詞の性別や動詞の活用、鼻音やリエゾンなどの発音、また、20以上の数字や複雑な時制の使い方に時間をかける必要があります。発音が表記と一致しないことが多いため、読み方も英語に比べて難しいです。
フランス語は大学で勉強しないとダメ?
仏語の資格や学位を取得したい、またはフランス文化や文学にも深く興味がある場合は、大学で履修するのが非常に有益です。しかし、フランス語の日常会話を学ぶことが目的であれば、オンラインツールなどの方法でも十分に学ぶことが可能です。自分の目標に応じて、学習方法を選ぶと良いでしょう。
フランス語は独学で勉強が可能?
フランス語は独学で学ぶことは可能ですが、発音や文法、リスニングなど、自己学習には工夫が必要です。アプリやオンラインリソースを活用し、モチベーションを保ちながら学習を続けることが重要です。
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フランス語が日本人にとって壁になる点は、発音と文法ですが、フランス人は誰でも話せているわけで、フランス人にとって日本語ははるかに難しいわけですから、ここは発想の転換です。
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Lingアプリの詳しい機能や価格については、別の記事でまとめてあるので是非。
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